2016年7月10日(日)20:00
TVアニメ「orange」花澤香菜&山下誠一郎キャストインタビュー 「高校生らしい日常のリアル」を追求 (2)
リアリティへのこだわりは、芝居の細部にまで及ぶ。花澤はオーディションの際に、製作陣から「高校生のリアルな会話を見せたいので、演技していることを感じさせないくらいのお芝居をしてください」と言われたのだそう。それを受け、花澤は実際の収録でも、高校生らしい日常的な「深い意味があるわけではない、何気ないおしゃべり」や、恋愛模様の上で「言葉にしたいけれど、なかなかできないもどかしさ」を表現できるよう、心がけているのだという。山下も、台本をなるべく覚え「目の前に菜穂がいる」ということを意識しつつ、顔の表情や身振り手振りの芝居も考え、俳優のような心持ちで、現実感のある表現にチャレンジしているそう。
また、花澤演じる菜穂は、26歳になった未来の姿でも劇中に登場する。未来の菜穂を演じるにあたっては「26歳になった菜穂ちゃんには子どもがいるんです。家庭を持っているということは、とても大きな違いだと思うので、特に意識してお芝居しています。高校生のころの自分を包み込みつつ、背中を押してあげる、という暖かい部分を出せたらいいな、と思っています」(花澤)
自身が演じる以外のお気に入りキャラクターを尋ねられると、花澤は「須和(弘人)がとてもいいヤツなので、応援したくなってしまいますね。今後の展開を、ぜひ楽しみにしていただきたいです!」と猛烈プッシュ。山下は「ビジュアル的には、貴子が一番好みです。友だち(菜穂)のために、骨を折ることを厭わないところもステキ」と回答した。一方で、ヒロインの菜穂は、現実に周囲にいると、お互いに気を使いすぎてしまいそうな相手なのだとか。菜穂演じる花澤も「山下君には、引っ張ってくれるような人のほうがいいのかも」と納得の面持ち。ちなみに、収録の現場では「意外とカッコいい」萩田朔が人気だという。マジメそうな見た目に反し、お笑い好きというギャップもポイントなのだとか。
最後に、山下は「原作ファンの方の予想を、いい意味で裏切る作品に仕上がっていると思います。『アニメならではの見せ方』を意識した作りになっていて、シーンの順番が原作と違っていることもあるので、驚いていただけるはず」と話し、「毎週続きが気になる終わり方なので、第1話をごらんいただければ、きっと第2話も見たくなると思います」と意気込む。花澤は「菜穂ちゃんが、翔くんに惹かれていく過程に注目していただきたいですね。翔くん、本当にカッコいいんですよ! ぜひキュンキュンしていただけたらな、と思います」と語り、視聴者にアピールした。
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