2016年7月8日(金)20:00
「JAM Project」遠藤正明&きただにひろしインタビュー 「新アルバムでJAM Projectの新たな魅力を感じて欲しい」 (2)
――新アルバムの新曲である「NAWABARI〜背徳のシナリオ〜」のミュージックビデオは、上海で撮影されたとのことですが、その際の面白いエピソードなどあれば教えていただけますか?
遠藤:海外ではちょくちょく撮らせていただいていたのですが、今までのMVって正直、個人的には、1つのムービーとして見たときに、設定等が、あえて明確ではない見せ方というか、どうとでも取れるな、というような気がしていたのですが、今回のMVはストーリー仕立てで分かりやすいなと思いました。
きただに:そう! やりやすかった。
遠藤:ええ。撮影のときに、どういう動きをしたらいいのか、イメージが、明確に分かったんです。でも、うちらは役者ではないので、そのあたりは大根振りが出ているのですが(笑)
きただに:見事な大根ぶりです。きただにすごいですよ(笑)
遠藤:(笑)。でもそれも上海だからこそ恥ずかしくなくできたんですね。そういう意味では上海でよかったなと。みんなそれぞれ、有名なところで撮らせてもらって。なぜかきただにくんだけ、ザリガニストリートだったんです。
きただに:そうそう(笑)。すごいギャラリーなんですよ。滅茶苦茶恥ずかしいんです。カメラと一緒にいるから「誰だ、こいつ」みたいな感じで見られて……。MVをよく見ていただけると分かるのですが、なぜかうしろに誰かの自転車が映っているんです。だから自転車で来たみたいになっている。
――シリアスなシーンなのに?
きただに:買い物に来ましたよ、みたいな。そこがミソですね。
――そこが注目ポイントなんですか(笑)
遠藤:それから最終的に思うのは、いいオッサンたちがただストーカーしているMVに見えなきゃ良いなと……。(笑)
――でも「バンパイア」と言っていますから、状況は分かるのではないかと……。
遠藤:それはそうですね(笑)。そうそう、時間との勝負で兄さん(影山ヒロノブ)がロケしていたところが、夜10時で電気が落ちるんです。あれも大変でしたね。
きただに:テレビ塔の電気が落ちるんですね。
遠藤:兄さんの時はギリギリでしたね……。
――かなり紆余曲折あったみたいですね(笑)。再度アルバムのお話に戻りますが、どういうかたちで制作を進めていかれたのでしょうか。
遠藤:今回はオリジナルアルバムなので、コンセプトはありつつも、自由に皆で作ろうかということだったわけですが、兄さんは自転車だったり、カレーだったり、知り合いに送った曲だったりと、自分がやりたいものを中心にしていましたね。
――(笑)
遠藤:そういうことが明確にあったので、まずそれが中心になりましたね。あと先ほどお話させていただいた「NAWABARI〜背徳のシナリオ〜」もできていたので、そこプラスどういう曲が必要なのかを個々に考えて作りました。
きただに:バランスを採ったということです。
――遠藤さんのこだわりどころはどのあたりなのでしょうか。
遠藤:うちらも結構な大人なので(笑)、大人な音楽をやりたいなと思いましたね。だから普段やっていないソウルフルな曲なら面白いのかなと。普段のJAMというと、やっぱりサビになるとガッと張って、うるさい感じで。
――盛り上がる感じで?(笑)
遠藤:(笑)。言い方を変えたら盛り上がる、ということなのですが。
きただに そういうイメージですよね(笑)
遠藤:ですから、むしろサビで落ち着く歌があっても良いのかなと思って一曲作らせてもらいました。
きただに:良い裏切りなんじゃないかと。結構新鮮だと思いますよ。
遠藤:だからJAMを最近知った子にとっては、受け入れられるかどうかは分からないですけど、こういう面もあるんだよというのを楽しんでくれたらいいかなと。
イベント情報・チケット情報
- JAM Project LIVE TOUR 2016 ~AREA Z~ 【滋賀】
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- 開催日
- 2016年7月30日(土)
- 時間
- 18:00開始
- 場所
- 滋賀県立文化産業交流会館(滋賀県)
- 出演
- JAM Project
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