2016年8月25日(木)08:00
女優のん「この世界の片隅に」主人公の声優に決定!本予告完成
女優・のんが、こうの史代氏の漫画を片渕須直監督がアニメーション映画化する「この世界の片隅に」の主人公・すずの声を担当することが決定した。のんは「地面からふわっと浮いちゃいそうなくらい嬉しかった」と喜んでいる。
第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した原作漫画は、第二次世界大戦下の広島が舞台。日本海軍の根拠地である呉の地に嫁いだ18歳の少女すずが、幾度も空襲を経験しながらも必死に日々を生き抜く姿と、昭和20年の夏を描く。今回のキャスティングは、のんの声にほれ込んだ片渕監督の「のんさん以外のすずさんは考えられない」という熱烈なオファーで実現した。
これまで「戦争や暴力の描写が嫌いで苦手で、目を向けないで拒んでいたところがありました。(戦争は)非日常なもので別次元のものと思っていた」と率直に語るのんだが、原作漫画を読んだことで「日常と隣り合わせに戦争があったのかもしれないなと感じて、今まで拒んできたものに目を向けてみようと思いました」と、心境に変化があったと明かす。
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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さらに、主人公の「感情が沸きたった時に、がーって絵を描いていく感じ」や「ぼーっとしていると言われながらも、パワフルでポジティブなところ」に共感したといい、「劇中ですずさんがやっているような着物のリメイクにも挑戦してみたい」と、服作りという役との共通の特技に胸を躍らせている。
また、今作の楽曲をシンガーソングライターの「コトリンゴ」が手掛けていることが発表された。2010年にリリースしたカバーアルバムに収録されている「ザ・フォーク・クルセダーズ」の「悲しくてやりきれない」を、今作の劇中歌としてリアレンジ。このほど公開された本予告では、同楽曲とともに、戦下でも強く明るく生きるすずの日常が描かれている。
「この世界の片隅に」は、11月12日からテアトル新宿ほか全国で公開。
作品情報
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すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝...
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