2016年9月3日(土)08:00
「鬼平犯科帳」初のテレビアニメ化!鬼平が現代風イケメンに
池波正太郎氏の人気時代小説がアニメ化
(C)オフィス池波/文藝春秋
/「TVシリーズ鬼平」製作委員会
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池波正太郎氏の人気時代小説「鬼平犯科帳」シリーズが、2017年に誕生50周年を迎えることを記念し、「鬼平」のタイトルで初めてアニメ化されることが決定した。あわせて、現代風の姿にデザインされた主人公・鬼平こと長谷川平蔵のビジュアルが披露された。
「オール讀物」(文藝春秋刊)で1967~89年に連載された「鬼平犯科帳」(全135話)はシリーズ累計発行部数が2700万部を誇る人気シリーズで、これまでに漫画、実写ドラマ、映画、舞台化がされている。物語は、江戸を舞台に「火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)」という罪人を取り締まる役職に就いた鬼平が、悪党たちを裁いていく姿を描く。
スタッフは、70歳にしてアニメーション制作会社MAPPAを設立し、今春に新会社・スタジオM2を立ち上げた丸山正雄がプロデューサーを務めるほか、監督・キャラクターデザインをテレビアニメ「BUZZER BEATER」やOVA「ルパン三世 GREEN vs RED」を手がけた宮繁之が担い、スタジオM2がアニメーション制作を担当する。
「根っからの池波ファン、取り立てて鬼平ファンである」という丸山プロデューサーは、「正直言ってプレッシャーはある。本当に我々でいいのか? しかし、10年に1回いや20年に1回のチャンスを逃すことはできなかった。実写とも違うアニメならでのエンタテインメントに挑戦出来るはずだ」と初のアニメ化に対する心境を明かす。
さらに、若々しい姿に仕上がった鬼平のキャラクターデザインを「最初は初老で作ってみたが、アニメキャラとしては少し若さを強調してみました。無論、落着きと原作テイストのおおらかさも」と説明。そのうえで、「原作を損なうこと無く、ただ原作をなぞるだけではない、アニメとしての魅力をどこまで出せるか! 勝負です」と意気込んだ。
またアニメ化決定に対し、オフィス池波は「連載開始から約50年、いまなお読み継がれている『鬼平犯科帳』がこの節目に初アニメ化ということで、驚きとともに大変期待しております。アニメにしかできない新しい鬼平の世界を表現していただきたいと思っております」とコメントを寄せている。
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