映像・声優・ミュージシャンがLIVEで紡ぎだす芳醇な時間 横嶋俊久、高田憂希、阿部隆大が語る「COCOLORS」の魅力 (2)

――2月には東京公演が行われます。この形式で東京でもやることを考えていましたか？

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阿部：またやりたいねとは、マチ★アソビの公演が終わったあと、みんな口々に言っていました。会場が徳島でしたので、身近な人に見せることができなかった人もいましたので。

高田：ツイッターのリプなどで、ファンの方から反響を沢山いただけたことが凄く嬉しかったです。行けなかった方からも「マチ★アソビでだけなんですか」という声もいただいていたので、またやりたいねという話はしていて。ただ、実際にもう一度やると聞いたときは一瞬ひるむ気持ちもありました。環境も大きく変わりますし、もう一度同じことをやるという感覚ではないですね。

横嶋：本当にそうで、今もみんなてんてこ舞いの状況です。音楽まわりを一手に引き受けられている阿部さんは、その辺のいちばん大変なところを知っていると思いますが。

阿部：……はい。

――今の静かな「はい」で、準備の大変さが伝わってきました。

阿部：「2回目は楽勝ですよ」とはいえないです。

横嶋：場所も違いますし、マチ★アソビでは「こういうことができるのだろうか」というチャレンジ精神でだけでやってみたところがありますが、やっぱり今度はお客さんからきちんと代金をいただいてやるというのもありますし。

阿部：そうですね。そこは大きいです。

横嶋：役者さん、ミュージシャンの方々をふくめ、物凄い緊張感をもって動いています。

――記事を書く人間がこういう言い方をするのは良くないと思うのですが、このライブの凄さを観ていない人にどう伝えたらいいのか分からないんです。

横嶋：そうですよね（笑）。僕らの間でもよく「伝えられないんだよね」と話しています。

――その前提であえて伺いますが、最後に東京公演に向けてのお勧めコメントをお願いします。

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高田：この臨場感は本当にこの場でしか体験できなくて、これまで誰も味わったことのないものを感じることができるのではないかと思います。そのことを自信をもって言いたいですし、ぜひ足を運んでいただきたいです。自分の演技に真摯に向き合いながら、全4回の公演の1回1回、心をこめて演じます。

阿部：今も話題になりましたが、この公演はこういうものですとはなかなか言えないですし、たぶん言葉だけでは伝わらないんですよね。分からないまま、ちょっと体験しにきてもらうというスタンスで観にきていただくのが一番いいのかなと思います。時間帯や価格のことなど、色々なハードルがあるのかもしれませんが、それに見合うだけの魅力はきっとあるのではないかと。

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――音楽面の魅力についても一言お願いします。

阿部：そうですね。ミュージシャンも素晴らしいメンバーが揃っていますので、テクニック的な部分でみてもらっても、即興演奏みたいな部分ふくめて色々と面白いでしょうし、音楽をやられている方がみても十分満足していただけると思います。

――最後に、横嶋監督からお願いします。

横嶋：分かりやすいエンタメ作品ではないかもしれませんが、何かしら響く方がいると信じて、現場のみんなで力をあわせて作ってきて、ようやく完成映像にまでたどりつきました。そこに役者、ミュージシャンの方々の力があわさって命を吹き込まれたとき、映像として皆さんの心に何が届いていくのか。そうしたところを楽しみに観にきていただきたいです。

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