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インタビュー 2017年5月23日(火)20:30

ティアット役の水間友美が語る「すかすか」の魅力 「新井さんと田所さんは、ヴィレムとクトリそのままでした」

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枯野瑛のライトノベルを映像化したテレビアニメ「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」(略称「すかすか」)。空飛ぶ群島を舞台に、人間唯一の生き残りであるヴィレムと、妖精兵器として戦う少女クトリの切ない交流を描く物語だ。本作がテレビアニメ初レギュラーとなり、クトリの後輩にあたる年少組の妖精兵ティアットを演じる水間友美に、オーディションでのエピソードや、作品の魅力について語ってもらった。

――原作小説を読んで、どんな感想をもちましたか?

水間:読んでいると、頭の中に壮大な世界がどんどん広がっていって、これを映像化するのは、だいぶ難しいのではないかと思いました。この壮大さをアニメでどうやって伝えていくんだろうと楽しみにしていました。

――ティアット役は、オーディションで決まったのでしょうか?

水間:はい。最初は別の役で受けていたのですが、オーディションの当日、急きょティアットもやってみてくれないかと言われたんです。彼女のセリフには難しい用語があって、オーディション用の台本には、作中に登場する都市「コリナディルーチェ」の名前もありました。準備不足なこともあり、その言葉がどうしても上手く言えなくて……。あんなに噛み噛みなオーディションは初めてで、「ああ、もう駄目だ」と落ち込んで家に帰ったんでが、しばらく経ったら受かったと聞いて、嬉しくて天にも昇るような気持ちでした。

――演じる際、どんなところに気をつけられているのでしょう?

水間:クトリの不在を悲しんだり、全体に暗くなりがちなシーンが多いなか、妖精兵は死への執着があまりないこともあって基本明るいんです。普通の人だったら暗く話すところでも、暗くなりすぎないよう気をつけています。アフレコ現場でも、「もう少し明るい感じで」とご指導いただいたこともありました。

――ティアットを含む年少の妖精兵4人組が一緒にでてきて、思い思いに話し出すシーンが印象的でした。

水間:4人でワチャワチャやるところはいくつかあって、すごく楽しくやらせていただきました。あの辺は、けっこうアドリブが多いんです。「こういうことを言おう」と事前にみんなで相談してあわせています。4チビ達の会話にも耳を傾けていただけたら嬉しいです。

――ヴィレム役の新井良平さん、クトリ役の田所あずささんのやり取りを側でみて、どんな風に感じられていますか?

水間:おふたりとも、本当に役のイメージそのままなんです。アフレコ以外でも、まるでヴィレムとクトリを見ているようなときもありました。ヴィレムが作中のどこでクトリに惚(ほ)れたのかを話されていて、田所さんが「もう惚れたな」と言ったら、新井さんが「いや、まだ惚れてない」みたいに返す会話をされていたんです。それを見て、「ああ、いいなあ」と思わずニコニコしてしまいました(笑)。

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