2017年7月5日(水)20:00
「ジョジョ」「遊☆戯☆王 VRAINS」「ダイバスター」で熱唱 富永TOMMY弘明に聞く、生身で歌うことの幸せ (2)
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――新曲の「With The Wind」は、どのように取り組まれているのでしょうか。
富永:自分では、「ジョジョ~その血の運命~」を聴いて僕の声や歌を認めてくださった方が、「これをやったらどうなるんだろう?」というケミカル的なところも込みで、期待してくださったのではないかと思っています。歌い手としては、チャンスを与えられたらやってみたいですし、「遊☆戯☆王」という作品は、「ジョジョ」と同じぐらいの長い歴史をもっている。この歴史を継ぐ者として、しっかりしたものを歌いたいと思って臨みました。
――お子さん向けの番組という部分でも、チャレンジがあったのではないでしょうか。
富永:ありましたね。ただ無骨に野太く歌うのではなく、現代性みたいなところも意識しています。メロディ自体もスムースですし、ミキシングやサウンド処理的なものも含めて作りあげていったものなんですが、アナログとは違うバーチャルな世界ならではの、ストリームのようなものを歌に乗せられるよう工夫しました。ドライブ感というか、滑らかにスーッと進んでいくというか。ただグイグイいくのではなく、ズーンといくような感覚を出していくのは僕の中ではチャレンジでした。
――せっかくの機会なのでお聞きしたいのですが、2005年にフジテレビの深夜帯で放送されていた「FNS地球特捜隊ダイバスター」のオープニングとエンディングも富永さんが歌われていたのですね。
富永:はい(笑)。
――これは、どういった経緯で歌うことになったのでしょうか。
富永:僕は、ソウルやR&B、ブラックミュージック以外に、CMソングを歌う仕事もずっとやっているのですが、あるCMのディレクターの方が持ってこられた企画です。世の中を斜めからみていくような番組をアニメや戦隊もののテイストでやるからと、「富士サファリパークのCMみたいな感じでやってよ」みたいに言われながら、それこそ串田さんや水木さん的な唱法で歌うようにディレクションされました。サブカルで、ほんとに面白い番組でしたよね。深夜番組の企画とはいえ、アニソンや戦隊もの寄りの初めての仕事でしたから、ちょっと面白い展開になるんじゃないかと思いながらやっていました。ずっと、サブカルのままでしたけど(笑)。
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――今後の活動について聞かせてください。
富永:7月7日に、高円寺でアコースティックライブ「JINとTOMMYの楽しまNight!」をやります。これは、「JO☆STARS」という「ジョジョ」第三部のオープニング「ジョジョ その血の記憶〜end of THE WORLD」を歌った僕と橋本仁(JIN)とCodaの3人での企画から派生したライブです。昔からやっている洋楽を中心に、少しアニソンも歌わせてもらおうと考えています。また、7月30日には、中国の広州で行われる「MOTTO ANISONG FESTIVAL」に出演します。ここで、人前では初めて「With The Wind」を歌う予定なので、気合を入れて、広州の皆さんにガァッと発信したいなと。俺の新機軸を受け止めてくれ! という気持ちで歌いたいと思っています。
――アニメやCDで富永さんの歌に触れた人に、生でも聴いてほしいという思いが強くあるのですね。
富永:僕は生身で歌うことがずっと好きで、やってきました。お客さんからの反応を生で感じられるのは本当に幸せなことです。焦りやプレッシャーを感じるときもありますが、それを乗り越えてステージに立って歌い、そこで受ける歓声の甘美なことといったら……それこそ「冥利につきる」って感じです。ライブでは、生ならではの「With The Wind」を届けたいと思っています。
イベント情報・チケット情報
- アコースティック ライブ「JINとTOMMYの楽しまNight!」
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- 開催日
- 2017年7月7日(金)
- 時間
- 19:30開始
- 場所
- LIVE MUSIC JIROKICHI(東京都)
- 出演
- JIN(vo,g), TOMMY(vo,b), 渡辺ファイアー
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