「新千歳空港国際アニメ映画祭」で湯浅政明監督とサイエンスSARUの特集プログラム開催

(C)2017 ルー製作委員会

イメージを拡大

11月2～5日に北海道・新千歳空港で開催される「第4回新千歳空港国際アニメーション映画祭」で、「夜明け告げるルーのうた」を手がけた湯浅政明監督と、同氏が率いるアニメーションスタジオ「サイエンスSARU」の特集プログラム「湯浅政明とサイエンスSARU」が開催されることが決定した。

「夜明け告げるルーのうた」は、自作の曲をネットにアップすることだけが心のより所の少年カイと、音楽が大好きな人魚の少女・ルーの出会いと別れの物語で、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭2017で長編部門のグランプリにあたるクリスタル賞を受賞・日本作品としては22年ぶり、宮崎駿、高畑勲に続く3人目の日本人監督作品として受賞という快挙を成し遂げた。また、湯浅監督は2017年度の文化庁長官表彰（国際芸術部門）の対象者にも選ばれている。

特集プログラムは2部構成で、第1部として「爆音上映『夜明け告げるルーのうた』～湯浅政明監督舞台挨拶～」を開催。第2部の「COMING SOON!『DEVILMAN crybaby』」では、18年初春にNetflixで全世界同時配信される、サイエンスSARU初のシリーズ作品となる「DEVILMAN crybaby」について、湯浅監督のほか音楽の牛尾憲輔をゲストに招いてのイベントが行われる。そのほか、「マインド・ゲーム」初の爆音上映や、1992年の公開以来DVD＆ブルーレイ化されていない、湯浅監督が参加した「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」の35mmフィルム上映も実施される。

そのほか「第4回新千歳空港国際アニメーション映画祭」では、「アニメーションの音を聴く」プログラムとして、映画「聲の形」のブルーレイ特典「inner silence」バージョンの劇伴を、作曲を担当した牛尾が生演奏。「ユーリ!!!on ICE 第1～2話爆音上映」では、主演を務めた豊永利行が舞台挨拶に登壇予定のほか、国際審査員として来場するリュウ・ジアンの最新長編作品「HAVE A NICE DAY」が上映されるなど、さまざまな催しが行われる。