2017年12月21日（木）19:00

「声優ケンユウ倶楽部」堀内賢雄＆寺島惇太　浪川大輔と“二次会までいかないと聞けない”トークを展開 (2)

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――番組のスタートを飾る、浪川さんゲスト回の見どころを教えてください。

寺島：浪川さんのファンは、僕と同世代か、もっと若い人たちが多いので、浪川さんに対して「ずっとスターだった」という印象を抱いていると思います。ところが、浪川さんにもスポーツに打ち込んでいた時期や、一般企業に就職していた時期があった。そういうところは、なかなか表に出ることのない話題で、ご本人の口から聞けるのは、貴重な機会だと思います。浪川さんと賢雄さんの仲のよさはイベントなどで知ってはいましたが、浪川さんが子役をされていた頃のエピソードを、堀内さん視点から聞けたのも、とてもおもしろかったです。浪川さんマニアのみなさまにも、楽しんでいただける回になったと思います。

堀内：イベントのステージで、各キャストが話せる時間は数分ぐらいですよね。でも、この番組は、1人につき15分を4週にわたって放送する1時間のトーク番組ですから、踏み込んだ話ができる。浪川君とは付き合いが長く、気心も知れているので、僕本来の、人を小馬鹿にしたような――でもそこに愛情がある――おしゃべりができました（笑）。昔から僕のことを好きでいてくださるみなさんには、冠番組なのに、ツッコまれっぱなしの僕を見て、ひと笑いしていただけるとうれしいですね。寺島君のファンは、僕と浪川君に挟まれた彼がどういう番組の回し方をするか、存分に楽しんでください。司会の2人とゲスト、それぞれの個性が光る番組になっていると思います。

――ところで、この番組のコンセプトが「秘密基地」「会員制の大人の社交場」ということからか、撮影セットにも、チラホラと懐かしいアイテムが置かれていますね。

寺島：セットの中にファミリーコンピュータが置かれているのに気づかれましたか？　あれは浪川さんがファミコン好きだということに由来するもので、僕も浪川さんに、ファミコンについての話題をお聞きしようと思っていたんですよ。ところが、お話が本当に盛り上がってしまって、うかがうのをすっかり忘れてしまいました（笑）。

堀内：僕もファミコンは大好きで「つっぱり大相撲」など、かなりプレイした記憶があるので、いずれ機会があれば、そちらの話題でも盛り上がりたいですね。「インベーダーゲーム」の大ブーム、「スーパーマリオブラザーズ」全盛の時代を体験してきましたから。でも、セットは僕たちの世代になじみ深い品揃えだったので、下の世代の寺島としては不本意だったかも知れないですね。

寺島：いえいえ。このレトロな感じがいいんですよ。僕としては、ダイヤル式のテレビを追加して、レトロ感を強調してもらいたいくらいです。

堀内：僕の子どものころは、テレビは超高級品でね。床の間に覆いをかけて、仰々しく鎮座していたものです。当時はまだ白黒テレビでしたが、カラーテレビに移行する時に、「これを付ければカラーになりますよ」なんて言って、色付きのフィルムカバーを売りに来たこともありましたね。たしかにカラーだけど、そういうことじゃないだろ！って（笑）。それが今では1万円そこそこで買えてしまう。こんなにも世代の離れた2人が、一緒に司会を務めるというのも、この番組のウリのひとつだと思います。番組を通じて、寺島君も、自分の父親のことが好きになるんじゃないかな。「親父も苦労してきたんだろうな」ってね（笑）。