2018年1月30日(火)20:00
東山奈央、2月3日に日本武道館ファーストライブ 「Rainbow」にこめた“和と輪”の思い (2)
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――アルバムの話も伺わせてください。表題曲「Rainbow」は、ご自身で作詞・作曲をされていますが、どんな経緯があったのでしょうか。
東山:最初は作詞をしてみないかと、デビュー当時から担当のディレクターさんに提案していただいていたんです。ただ、作詞はやったことも勉強したこともなくて、自分としては自信がなく、「いやあ、ちょっとどうですかねー」とのらりくらり、かわしてきまして。それで、ファーストシングル、セカンドシングルときて、「東山さん、アルバムだよ。どうする?」みたいに言われて、「ん、んんー?」と(笑)。
――なるほど。そろそろ、やってみてはどうかと。
東山:それで、作曲のほうが自分の思いをこめられそうなので、「ちょっと作曲をやってみていいですか」とお話しして、作曲から先にはじめました。エレクトーンを10年以上習っていましたので、ずっと家でお飾りになっていたエレクトーンの電源を入れて弾いてみました。それをスマホで録音してLINEで送って、「これを耳コピしてください」みたいな感じで、まずは曲だけ作ったんです。そうしたら、「曲を書いたということは、詞も書くよね」というふうになって、そこから書き始めたという流れです。自分としては、けっこう踏み込んだ内容になっているかなと思っています。
――ブログには、「弱いところも格好悪いところも全部さらけ出して、自分自身のすべてで表現」しなければと書かれていましたね。
東山:そうですね。皆さんにお見せしている私は、明るくて愉快な感じの一面が多かったと思いますので、急に重たいことを言い出して心配されないかなと、こわごわ書いていました。ただ、そんなことを気にして上辺のことを書いても自分の心は動かないですし、きっと皆さんの心にも響かないですよね。最初に作詞・作曲をさせていただく楽曲として、それはどうなんだろうと考え、思いきって書いてみました。
――そうしてできあがったのが、「Rainbow」という曲なのですね。アルバムのタイトルにもなっている「Rainbow」という言葉には、何か思いがあるのでしょうか。
東山:はい。私のアーティストロゴの「Nao」は、虹の輪がつながっているモチーフになっているのですが、これは人と人との「和」、そして笑顔の「輪」でもあります。ロゴを作る際に、そうしたものを大事にしているのでデザインで表現できたらというお話をしたら、デザイナーさんが虹で表してくださって、「あ、それはすごく素敵ですね」となりました。声優の仕事も、歌手の仕事も、皆さんがそれぞれの楽しみや味わいを見出してくださる“七色の楽しみ”があって、皆さんも主役のひとりだと思うんです。そうした皆さんと私の繋がりを表すものとして虹というワードはすごくいいなと思い、アルバムのタイトルにもしましょうとスッと決まりました。
――最後に、武道館ライブへの意気込みを聞かせてください。
東山:自分はプレッシャーを感じやすい人間だと自覚しているので、「ファーストワンマンで武道館だぞ」というようなことは考えないようにして……とはいえ、どうしても頭の片隅には残ってしまうのですけど、せめて意識的に考えることは一回横においておくように心がけています。2月3日は、他にもいろいろなイベントやライブがあると思いますが、その中から私のファーストライブを見たいと思って足を運んでくださった皆さんが、笑顔になって帰ってもらえる時間にしたいです。
――なるほど。ご来場いただいた皆さんに楽しんでもらうことを、いちばんに考えられていると。
東山:武道館という会場も大切ではあるのですけど、そこに気をとられてすぎて、いちばん大切なことを見失ってはいけないなという気持ちでいます。昨年、アルバムのリリースイベントで北海道と福岡に行ったときには、ダンス系の曲もセットリストに盛り込んで、皆さんにはじめてダンスをお見せしたんですよ。普段の声優活動のなかで行うダンスとはちょっと違ったスタンスで臨んで、そうしたところも皆さんに新鮮な反応で見ていただけたようなので、2月3日のライブでは、そうしたダンスの部分もさらに磨きをかけて、曲数もドンと増やしています。耳だけでなく、目で見ても楽しいステージをお送りできたらと思っています。
イベント情報・チケット情報
- 東山奈央 1st LIVE “Rainbow” at 日本武道館
-
- 開催日
- 2018年2月3日(土)
- 時間
- 18:00開始
- 場所
- 日本武道館(東京都)
- 出演
- 東山奈央
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