2018年3月19日(月)12:00
梶裕貴、バカリズム脚本“規格外の応援上映”に太鼓判 「劇場版 ひらがな男子」5月公開
“規格外の応援上映”に太鼓判
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バラエティ番組「アイキャラ3」から生まれたアプリゲーム「いつらのこゑ」を映画化した「劇場版 ひらがな男子 序」のプレミア上映会が3月16日、東京・TOHOシネマズ新宿で開催された。同番組のMCを務めるバカリズム、小出祐介(Base Ball Bear)、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)をはじめ、声優キャストの梶裕貴、市川太一、矢野奨吾、水島精二監督らが出席した。
アプリゲーム「いつらのこゑ」は、20万ダウンロードを超える人気作で、ひらがなを擬人化したイケメン「ひらがな男子」が登場する作品。バカリズムが脚本を執筆した劇場版は、文字が消えた世界を舞台に、ひらがなの「あ」が、相棒のイノシシ・あんことともに仲間のひらがな男子を探す旅に出る。
観客参加型の応援上映スタイルで製作された本作。「応援上映をよく知らない」というバカリズムが手がけた脚本は、「キャラクターが客席に視線を移し、話しかけてくる」「キャラクターが応援を促す」「応援してほしい内容がテロップで表示される」「“アニメのお約束の展開”をキャラクターがいじる」など、既存のスタイルとは異なる内容に仕上がっている。異色の作品を完成させたバカリズムは、「普通の応援上映よりもかなり応援を要求される作品になっています(笑)」と客席に呼びかけた。
本編上映には、登壇陣も参加。応援上映を初体感した梶は、「脚本がすごく面白い。アニメってツッコミどころがあっても、ツッコんじゃいけないような気がしていた。お約束として見ていたのですが、ツッコむことを許されているので、みんなで楽しみやすい」と大興奮。「メタ表現を取り入れて、アニメという世界を外側からも楽しめる作りになっていて、ユーモアがあった。素敵な脚本」とクオリティの高さに太鼓判を押した。
「参考にした作品はあるか」と問われたバカリズムは、「恥ずかしながら何も見ていません」と回答。「自分が知らないところに無理して寄せて書いても、浅い知識でやっているのがばれるし、余計に薄っぺらいものになるので、得意なやり方に引き込んでやろうという感じ。書き方としてはコントのつもりで書きました。応援上映というお題をいただいて、『自分が思う応援上映はこれ』みたいな」と説明した。
水島監督は、コント風に仕上がった脚本を生かす映像作りを心掛けたという。「カメラを引きっぱなしでやっている。意識してアニメの文法と違うことをやっている。お客さんに、キャラクターの全身が見えるようにしたり」と解説し、「あんな長い会話ないですよ(笑)。でも面白い。アニメの文法と異なる、それがいいところです」とバカリズムの手腕を称えた。
また終盤には、本作の公開日が発表され、5月11日から限定上映されることが明らかになった。バカリズムは、「劇場でとにかく声を出してください。皆さんの協力がないと出来上がらない作品だと思っています。劇場で完成する作品だと思っています」とアピールした。
作品情報
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世の中から文字という文字が消え果てた時代の日本。人々は文字を使えない不自由な生活を送っていた。そんな中、立ち上がったひらがなの「あ」(cv.梶裕貴)は相棒のうり坊あんこ(cv.天野七瑠)と共に、...
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