2018年4月24日(火)04:00
高坂希太郎監督作「劇場版 若おかみは小学生!」が仏アヌシー映画祭コンペ部門選出
世界最大のアニメ映画祭に正式出品
(C)令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
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「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「風立ちぬ」などの作画監督として知られる高坂希太郎が、「茄子 アンダルシアの夏」以来約15年ぶりに劇場アニメの監督を務めた「劇場版 若おかみは小学生!」が、フランスで6月11~16日(現地時間)に開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭2018の長編コンペティション部門に出品されることが決まった。
本作は、累計発行部数300万部を記録する人気児童文学シリーズの映画化で、交通事故で両親を亡くした小学6年生の少女おっこが、ユーレイのウリ坊やライバルの秋野真月に助けられながら、温泉旅館「春の屋」の若女将として奮闘する姿を描く。現在テレビアニメ版が放送中。劇場版では、原作では描かれていない、おっこと両親の物語がつづられる。
世界最大のアニメーション映画祭への正式出品が決まり、高坂監督は「私たちが手がけた『若おかみは小学生』がアヌシー映画祭に選出され、驚いています。私的には初の長編映画です。しかも女児向けで『カワイイ』が大きなファクターであるこの手の題材は、今まで接した事が無く、大きなチャレンジでした」と率直な思いを明かす。そのうえで、「日本よりまずフランスで、どの様な評価を頂くのか、スタッフ共々興味がやみません!」と興奮気味に語っている。
同映画祭の長編コンペティション部門では、93年に宮崎駿監督の「紅の豚」、95年に高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」がグランプリを受賞しており、07年には細田守監督の「時をかける少女」、11年には原恵一監督の「カラフル」が特別賞を受賞している。また昨年は、湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」がグランプリ、片渕須直監督作「この世界の片隅に」が審査員賞に輝いた。
作品情報
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6年生のおっこは交通事故で両親をなくし、祖母の経営する旅館”春の屋”に引きとられる。そこに住みつくユーレイ少年・ウリ坊や、転校先の同級生てライバル旅館のあととり娘の真月らと知り合ったおっこは、ひ...
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