2018年4月27日(金)20:41
ちばてつや「あしたのジョー展」で50年の歴史に感慨 細谷佳正は「涙が出そうに」
「あしたのジョー展」4月28日スタート
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原作・高森朝雄(梶原一騎)氏、作画・ちばてつや氏による名作漫画「あしたのジョー」を特集する「あしたのジョー展」の内覧会が4月27日、東京・墨田区の東京ソラマチで行われた。ちば氏をはじめ、「あしたのジョー」を原案としたアニメ「メガロボクス」出演の細谷佳正、安元洋貴が出席した。
連載開始50周年を記念して実施される本展は、原画やお宝資料、「メガロボクス」の制作資料などを通して、“ジョー”の魅力に迫っていく。本展のハイライトとなる原画コーナーは、高森氏の長男・高森城氏とちば氏が厳選した15シーンの原画が、2人のコメント付きで展示される。「ジョーVS力石」の名勝負やカラー原画も見ることができる。さらに漫画の名シーンをまとめたオリジナル動画、人気作家が手がけたトリビュートイラストも披露される。
ちば氏は、「『50年も経ったの!?』という感じですね。(漫画の)ラストシーンが決まらなくて苦しんだことが、つい2、3年前のことにように思えて。(当時と)同じ場所に住んでいるし。(ラストシーンを)描き終えた後は、私自身も燃え尽きたような感じで、公園でぼーっとしていたことがあるのですが、その公園も残っている。私にとっては、何年も経ってないような感じですね」と、ジョーと歩んだ50年を感慨深げに振り返る。
「本展の感想」を問われたちば氏は、「私の原画だけでなく、梶原さんの原稿も、アニメーションのセル画や原画もあって、私も初めて見るものがたくさんあった。もう一回、改めて見に来たい」と満足げに語る。さらに、自らセレクトした原画コーナーについて「特に思い入れのあるシーン」を聞かれると、「ジョーの戦っている時の目ですね。こういう気持ちで描いていたなってね」と述懐。「それから、打っては吐き、打っては吐きというシーンもありましたが、その場面を描いている時に私自身も体調を崩して入院した。そういうことも思い出して、ちょっと辛くなった」と明かした。
一方の細谷は、「初めてじっくりと原画の数々、漫画のコマの数々を見せていただいたのですが、1枚1枚が絵画のようで、涙が出そうになるコマもありました。絵の力が本当に素晴らしい作品だと感じました」と力説。安元も、「作品の歴史の一部として、関わらせていただいているんだなと思いました」と噛み締めていた。
「あしたのジョー展」は、東京ソラマチのスペース634で、4月28日~5月6日開催。開場時間は、午前10時~午後6時(最終入場は午後17時30分)。「メガロボクス」は、TBSほかで毎週木曜深夜1時28分放送。
イベント情報・チケット情報
- あしたのジョー展
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- 開催日
- 2018年4月28日(土)
- 時間
- 10:00開始
- 場所
- 東京ソラマチ(R) イーストヤード5F スペース634(東京都)
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