2018年5月6日(日)15:29
「ガンダム THE ORIGIN」ついに完結 「誕生 赤い彗星」公開2日目舞台挨拶で池田秀一&ザビ家キャストが「ジーク・ジオン!!」
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5月6日、新宿ピカデリーで、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」公開2日目舞台挨拶が開催された。安彦良和総監督を筆頭に、シャア・アズナブル役の池田秀一、デギン・ソド・ザビ役の浦山迅、ギレン・ザビ役の銀河万丈、ドズル・ザビ役の三宅健太、キシリア・ザビ役の渡辺明乃、ガルマ・ザビ役の柿原徹也、サンライズの谷口理プロデューサーが登壇。主人公であるシャアと、ジオン公国を独裁する血族・ザビ家のキャストが、はじめて一堂に会した。
今回の「誕生 赤い彗星」で「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のアニメ化プロジェクトはついに完結。キャスト陣が、それぞれに思いのたけを語った。池田は登場早々、NHKの「全ガンダム大投票 40th」キャラクター部門で、シャアが総合ランキング総合第1位に輝いたことを報告。誇らしげな様子で、集まったファンに感謝を述べた。同作のイベントでは初登壇となる浦山が「シリーズがはじまるにあたって安彦先生から、デギンは悪役ではなくいい人間なのだと教わりました。今回は特に、その言葉をしっかりと思い出して演じました」と収録を振り返ると、銀河は「僕も『決して悪い人じゃない』の一言が欲しかったです」と苦笑い。作中でキシリアに謀殺されたサスロ・ザビの遺影を持参した三宅が「こうして、ザビ家全員が集まれたことが嬉しい。サスロ兄も喜んでいるはず」と感慨深げに語れば、渡辺が「キャスト陣が、なかなか全員そろって会えないのもザビ家らしい。(サスロは)知らない子ですけれど」としらを切る一幕も繰り広げられた。
お気に入りのセリフを聞かれると、池田は「第6話ラストの『神のいない第二幕が始まる』が特に感慨深い。ここから一年戦争のドラマが始まる」とコメント。柿原は「第3話『暁の蜂起』ラストのシャアのセリフ『赤いな、実にいい色だ』は、原作や台本になく、スタジオ(録音台本段階)で追加されたセリフ。僕と秀一さんが収録している時に決まったので、震えた」と「ガンダム」の歴史のターニングポイントに立ち会えた感動を明かした。
全6話におよんだシリーズについて安彦は「これまで何度も各話の見どころを聞かれてきたけれど、第6話については、とても答えやすい。最後に出てくる『and now. Gundam begins』……つまり『ここから、ガンダムが始まる』ということです。僕は『to be continued』でいいかと思っていたけれど、谷口プロデューサーが考えてくれました」と舞台裏を披露し、「この一言で、続きが見たくならないガンダムファンはいないはず。そのフラストレーションを原動力に変えていただければ、新しい展開につながるかもしれない」と呼びかけた。
完結記念イラスト
(C)創通・サンライズ
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池田が「『THE ORIGIN』は、すべてがはじめて言うセリフなので、数十年ぶりに緊張した現場でした。おかげさまで最終章。あっという間の3、4年間は、僕にとっても貴重な財産になりました。いつの日かまた、みなさんとお目にかかれることを期待しています」と、全6話を振り返りながらも、さらなる展開を祈念。最後は銀河が音頭を取り、キャスト全員が観客とともに「ジーク・ジオン!!」と唱和し、安彦いわく「ザビ家のお祭り」になった舞台挨拶の幕を引いた。さらに、キャスト陣が舞台を去ると、メインキャラクターが総登場する完結記念イラストがスクリーンに映し出され、撮影を許可されたファンたちを沸かせた。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」は、全国35館で4週間限定公開中。
作品情報
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