2018年5月26日(土)19:00
福山潤&櫻井孝宏、劇場版「コードギアス」完結に感慨「強じんな作品になった」
「コードギアス」新プロジェクトの話題も
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人気アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」を再構築した劇場版3部作の完結編「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道」が5月26日、東京・新宿バルト9で公開され、キャストの福山潤、櫻井孝宏、サンライズプロデューサーの土屋康昌氏が、同所での舞台挨拶に立った。
劇場版「コードギアス 反逆のルルーシュ」は、2006年から放送されたテレビシリーズ全50話に新規カットを追加し、全編新規アフレコで再構成した3部作。神聖ブリタニア帝国の皇族として生を受けたルルーシュ・ランペルージが、絶対遵守の力“ギアス”を手に入れて世界に反旗を翻すピカレスクロマンで、最終作となる「III 皇道」は、未来のために“ゼロレクイエム”を実行するルルーシュと、親友である枢木スザクの覚悟が描かれる。
第1部「興道」が公開されたのが2017年10月。福山は、3部作が完結を迎えた心境を「ずっと“ギアス漬け”の1年だったので、そのひとつの結末を迎えられて、正直ほっとしております」と晴れやかな笑顔を浮かべる。全編新規アフレコのため、「ちょうど1年前から『興道』の収録がはじまり、それから毎月毎月ギアス(のアフレコ)をやって。収録が終わった次の月に『興道』が公開になった。ずっと演じながら、10年前にやったはずのものを改めて作り直し、復習していた。だからDNAに刻み込まれるんじゃないかなというくらい、『コードギアス』にどっぷりつかってきた」と感慨深げに話し、「作品の熱量の一端に僕らもなっていた」と噛み締めた。
一方の櫻井も「単純になぞる作業ではなかった」とアフレコを振り返り、そのうえで「より強く、強じんな作品になったと思う」と完成度に自信をのぞかせる。「テレビシリーズ当時の僕は、背伸びをするような感覚で収録に臨むことが多かった。今回再収録になって、最初は『えっ!?』と思ったが、同時にチャンスかなとも思った。当時やりたくてもできなかったことをもう一度。リベンジではなく、リトライだなと。せっかくまたやれるのだから、もう一度がんばってみようと思った。当時の自分のお芝居を、もっと豊かにできたらと思ってやりました」と明かした。
また土屋氏は、スタッフを代表し「新しいものを届けられると思ってやっていたので、それをやっと成し遂げられた。役者さんたちには負担をかけたと思いますが、より強い『コードギアス』にしていただいた」と感謝を述べた。終盤には、新プロジェクトについても触れ「新作の準備をしております。この先の話です。お楽しみにお待ちください。できるだけ早く皆さまにお見せできれば」と観客に呼びかけた。
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