2018年7月24日(火)23:07
声優初挑戦の高杉真宙、「まるでそこに『僕』がいるよう」と和久井映見が賞賛
劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」の完成披露試写会が、7月24日に東京・Zepp DiverCityで行われ、「僕」役の高杉真宙、ヒロイン・山内桜良役のLynn、恭子役の藤井ゆきよ、隆弘役の内田雄馬、桜良の母役の和久井映見、主題歌・劇中歌を担当するロックバンド「sumika」が登壇した。
同作は、2016年本屋大賞第2位をはじめ、数々の書籍ランキングで上位を獲得した住野よる氏の人気小説が原作。膵臓の病を患って余命いくばくもない女子高校生・桜良と、彼女が書いた秘密の「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたクラスメイトの「僕」が、ともに過ごす儚い時間を描く。17年には浜辺美波と北村匠海のダブル主演による実写映画版も公開され、興行収入35.2億円の大ヒットを記録した。
「僕」を演じる高杉は、今作が声優初挑戦。アニメや漫画が好きで“声の仕事はひとつの夢”だっただけに、オファーがきたときは「ビックリしすぎて淡白な反応」をしてしまったと振り返る。作品の感想をMCから尋ねられると、「まだ客観視はできませんが、素敵な作品になったと思います」と静かに答えた。Lynnからは、「アフレコで高杉さんの声を聞いて『これが「僕」だな』と思いました」と語られ、「桜良として生きられて幸せでした」と感無量の表情を見せた。
和久井は、高杉が作品に誠実に向きあっていることを「ひしひしと感じた」と述べ、「まるでそこに『僕』がいるようでした」と賞賛。ヒロインの親友を演じた藤井は、物語に感情移入するあまりアフレコ中に何度も号泣したことを明かし、「桜良とLynnちゃんが被ってみえて、Lynnちゃんに抱きついて落ち着かせてもらいました」と語った。
「君の膵臓をたべたい」は、9月1日から東京・新宿バルト9ほかにて全国公開。来場者特典として、住野よる氏の書き下ろし小説を収録した冊子が配布される。
作品情報
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他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」。そんな「僕」はある日、偶然『共病文庫』と記された一冊の文庫本を拾う。それは、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日...
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