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ニュース 2019年3月3日(日)12:00

「攻殻S.A.C.」の神山健治が原案 金子ノブアキ主演の短編「サルベイション」3月30日配信

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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズなどで知られる神山健治が原案を手がけたショートフィルム「サルベイション」が完成し、3月30日から「ひかりTV」で配信されることがわかった。金子ノブアキが短編初主演を務め、未来の日本を舞台にワーキングプア問題に不満を募らせていく主人公を熱演した。

「サルベイション(救済)」をタイトルに冠する今作は、荒廃した近未来の世界を舞台に、貧困と社会の不条理に葛藤する男と、その娘によるテクノスリラー。世界有数の研究機関「エグザム」には、知恵と金が常に集結している。施設の最下層、汚泥まみれで働く男・守屋(金子)は、精神疾患の娘を養い、周りの人間には都合よく利用され、不満だらけの日常に身をやつしていた。さらに、救いようのない事態に襲われる。

アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」では、2016年から優れた才能を持つ新鋭監督とタッグを組み、4K HDRでのショートフィルムを制作するプロジェクト「ひかりTVアワード」を実施。今回はミュージックビデオやCMが国内外で高い評価を得るA.T.監督がメガホンをとり、ダークかつスモーキーな世界観を描出した。

金子は「良心がありながらも愚かな部分をあわせ持つ難しい役どころの主人公を演じましたが、納得のいくキャラクターづくりができました。ショートフィルムだからこそ丁寧に、作品の世界に見ている人が入ってこれるかどうかを意識しました。長編よりも難しいところがたくさんありましたが、監督やスタッフがしっかりと準備してくれて、とても手応えのある作品に仕上がりました」と胸を張る。

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原案・スクリプトドクターを務めた神山は「『ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか』というテーマを考えていた際に、いい話だけども後味の残るものにしたいと思いました。日本には硬派でクールな実写作品を描ける人はほとんどいない。ぼくが憧れるA.T.監督の良さが存分に発揮されている一作だと思います」と自信をのぞかせ、A.T.監督も「見どころは全体の世界観です。70年代の邦画、もしくは、いまの韓国映画のような生々しくて、苦くて、湿気やにおいが感じられるような世界観をスタイリッシュに描くことを目指しました。現代なのにレトロなにおいやフューチャーなにおいもする。そんな世界観に浸ってほしいです」と明かした。

あわせて予告編(https://youtu.be/Xd8CJ57hd7Q)とメイキング(https://youtu.be/ZpcqwsN6SLI)、ポスター・場面写真もお披露目された。「サルベイション」は、ほか黒崎レイナ、阿部翔平、成河、かでなれおん、世良ゆうきが共演している。

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攻殻機動隊 SAC_2045

攻殻機動隊 SAC_2045 23

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