2019年6月24日(月)12:00
松下奈緒&ディーン・フジオカ、北条司総監督作「エンジェルサイン」でセリフのない物語に挑戦
松下奈緒はチェリスト、 ディーン・フジオカはピアニストを演じる
(C)「エンジェルサイン」製作委員会
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人気漫画「シティーハンター」「キャッツ・アイ」などで知られる北条司氏が総監督を担う実写映画「エンジェルサイン」に、松下奈緒とディーン・フジオカが主演していることがわかった。本作で2人はセリフのない、映像と音楽のみで紡がれる長編オムニバス映画に挑戦。あわせて、ティザー映像(https://www.youtube.com/watch?v=Sg5E-CGB33o&feature=youtu.be)と場面写真もお披露目された。
“サイレントマンガオーディション”受賞作品に、北条氏が創出したオリジナルの「プロローグ」「エピローグ」を加え映像化。サイレントマンガオーディションとは、“言葉の壁”を取り払った世界最大級の漫画オーディションのことで、セリフを使わない短編漫画を募集し、漫画特有の演出力を審査する。これまでに14回開催され、108の国と地域から6888本の作品が寄せられている。週刊少年ジャンプで「シティーハンター」「キャッツ・アイ」の担当編集として活躍し、5代目編集長を務めた堀江信彦氏が開催してきた同オーディションに、北条氏は第1回から審査員として参加している。
「エンジェルサイン」のプロローグとエピローグは、チェリストのアイカ(松下)とピアニストのタカヤ(フジオカ)が織りなす物語。恋人同士の2人は「いつか2人の音楽で世界中の人々を感動させたい」という思いを胸に、夢を追いかけていた。アルバイトをしながら曲作りに没頭していたタカヤは、チェロとピアノの二重奏曲を作り上げた直後、帰らぬ人となってしまう。アイカがチェロのみで演奏する楽曲「エンジェルサイン」は、やがて世界へと羽ばたいていく。
女優に加え、作曲家やピアニストとしても活躍する松下は「初めて台本を頂きまず驚いたのはセリフが一言もなく、絵コンテだったことです。しかも、その絵コンテは北条先生が描き下ろされた絵コンテでしたのでとても感激しました」と述懐。「サイレントムービーもチェロ演奏も初めての経験でしたので、撮影はとても濃厚に感じました。セリフがないのでディーンさんとその場に合ったセリフでお芝居をしていたので、とても良い緊張感がありました」と裏話を明かす。
ミュージシャンとしての顔も持つフジオカは「北条先生はサングラスがすごく似合うと思いました。あんなにディレクターズチェアーに座って、サングラスが似合う監督はウォン・カーウァイが北条先生じゃないでしょうか(笑)。そういうハードボイルドなビジュアルから想像できない柔らかさがあって、本当に現場は自由でした」と印象を語る。そして「僕の世代の男の子だったら、冴羽リョウみたいな男になりたいというボーイズドリームは、皆持っていたと思うので、北条先生の作品の一部に参加させていただけるとのことで、すごく光栄です」とコメントを寄せている。
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