2019年7月21日(日)19:00
【「劇場版うた☆プリ」インタビュー:QUARTET NIGHT編】キャラクターと“並走”する感覚 (2)
キャラクターも、キャストも、それぞれがグループとして成長してきた日々だった。両者の関係性を「彼らが紡いできたものと、俺たちが紡いできたものは、同じではないがどこか似ている」「お互い違う道を並走しているような。不思議な感覚なんです」と語る鈴木。森久保は「QUARTET NIGHTのみんながそれぞれ違うように、僕らもそれぞれの思いがありました。前野は当時音楽活動をしたことがないという負い目があり、翔太は当時声優としてキャリアが浅かった。既に音楽活動をしていた達央は新たなアプローチをしなくてはとメラメラしていたし、俺も一回りくらい年下の3人と組むことに不安がありました」と明かし、「だからこそQUARTET NIGHTのみんなへの共感が生まれた」と説明する。
話を聞けば聞くほどに、QUARTET NIGHTの4人とキャストの4人は“同志”のようだ。前野は、「今回の劇場版の彼らのパフォーマンスやフォーメーションは、僕らキャストが生身でライブをする際のヒントになると思っていたのですが、映画を見たら『絶対にマネできないから、このパフォーマンスは彼らに任せよう』と実感しました。そのくらい、すごいパフォーマンスでした。いろんな意味で刺激になり、いろんな感情を揺さぶられました。彼ら18人にはずっとそうであってほしい」と、3グループへの思いを明かす。
一方の蒼井は、QUARTET NIGHTの魅力を語る際「毎回親バカのようになってしまうのですが」と恥ずかしそうにこぼし、今作の好きな場面を話し出せば「QUARTET NIGHTの4人でいる時の藍のクールな感じや、蘭丸とカミュがケンカを始めて嶺ちゃんに助けを求めるという関係性も描かれています」と止まらない。「みんながステージで表情豊かに踊っている姿を見ていると、これが『うたの☆プリンスさまっ♪』なんだなって実感しました。改めて、『うた☆プリ』のみんなが大好きだなと思いました」と愛を爆発させていた。
キャスト4人に、「QUARTET NIGHTのグループとしての強み」を問うと、前野は「絆は確かにあるのですが『4人で飯いこうぜ』みたいな流れにならない、そういった反発力みたいなものが魅力のひとつだと思います。それぞれがメンバーのことを大事に思っているとは思いますが、普段はそれを胸にしまい、ライブの時だけそれを出してひとつになる。彼らのそういうあっさりした関係性が僕はすごく好きです。ケンカもするけど、確かな絆がある」と力説する。
キャスト陣が思うカルナイの絆とは
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さらに鈴木も、「彼らは、歌でつながっている4人なんです。絆が生まれるのは歌だけでいい、奥底でつながってさえいれば、グループの絆を他人にアピールする必要はないと思っているのではないでしょうか。音楽がQUARTET NIGHTの4人をつないでいるし、俺たちキャストも音楽でつながっています」と続け、蒼井は「『最初からずっと変わらない魅力だな』と思うのは、4人のハーモニーです。パズルのピースのように4人の個性がガッチリはまる、そんなハーモニーの重なり方がすごく好きですね。どんなジャンルの曲を歌っても、毎回鳥肌が立つような感覚があります」と目を輝かせる。
テレビシリーズ1~4期を経て、“夢の王国”へとたどり着いたST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENS。森久保は「『キャストとして、この先どんなことがやりたいですか』とよく聞かれるのですが、『作品を応援してくれている皆さんが望むことが、僕らのやりたいことです』と答えています。劇場版をひとつの皮切りに、この先も彼らへの期待を高めていただければ、僕らもキャストとしてファンの皆さんと触れ合うことができます。ですので、これからも彼ら18人に希望と期待を抱いていただきたいと思います」と、ファンとともに紡ぐ“「うた☆プリ」のこれから”に期待を寄せていた。
作品情報
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覚えていますか? あの言葉を。聴こえていますか? あの歌が。君と一緒にたどりついた夢の王国(ステージ)で、ST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENSの奇跡のライブが、いま始まります!
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