2019年8月1日(木)12:00
新海誠監督「天気の子」、ランキング“4冠”達成 公開11日で早くも興収40億円突破
浴衣姿で大ヒット御礼舞台挨拶
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新海誠監督の最新作「天気の子」の大ヒット御礼舞台挨拶が7月29日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、原作と脚本も手がけた新海監督、主人公の少年少女を演じる醍醐虎汰朗と森七菜、共演する本田翼、小栗旬が夏らしい浴衣姿で登壇した。
7月19日に全国359館448スクリーンで封切られ、公開11日目で動員300万人、興収40億円を突破。依然、2016年に公開された前作「君の名は。」(最終興収250.3億円)を上回る好調ぶりで、週末動員ランキング2週連続の首位に輝いた。
また、新海監督による原作小説が、オリコン週間文庫ランキングで1位を獲得。ロックバンド「RADWIMPS」による主題歌「愛にできることはまだあるかい」&アルバム「天気の子」はオリコン週間デジタルランキングでダブル1位の快挙を達成し、“4冠”を果たした。
挨拶に立った新海監督は「ようやく、この映画がお客様のものになったんだなと実感している。自分でエゴサーチもするんですけど(笑)、いろんな声が届いているので、こんな風に広がっていけば」とさらなる飛躍に期待。「すごく幸せです」(醍醐)、「本当にうれしいですね。やはり、新海さんの力はすごい」(森)と主演ふたりも喜びの声をあげた。
小説について話題が及ぶと、本田は「えっ、新海さんが書いているんですか?」と驚きの表情。新海監督は「知らなかったんですか? あとで差し上げますよ」と苦笑いだった。また、小栗は「高校の同級生から『今までの声優で、一番良かった』と言われた(笑)。V(ビデオ)コンテで、新海さんの声が表現していること以外、特に何もしていない。それくらい、お上手なので、声優をやればいいのに!」と話していた。
天候の調和が狂っていく時代に、離島から東京にやって来た家出少年の帆高(醍醐)と、「祈るだけで空を晴れにできる」不思議な力を持つ少女・陽菜(森)が運命に翻ろうされながら、自らの生き方を選択する。第44回トロント国際映画祭(9月5~15日開催)のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品されることになり、新海監督は「すごくありがたいこと。生まれ育った風土を掘り下げながら、映画を作っているが、それが広い世界につながっていると思うと、やはりうれしいです」と感謝を示した。
作品情報
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「あの光の中に、行ってみたかった」。高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼...
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