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ニュース 2019年9月19日(木)17:00

花澤香菜「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」出演 すずが出会う“もうひとりの女性”に

すずが遊郭で出会う“もうひとりの女性”テル役を担当

すずが遊郭で出会う“もうひとりの女性”テル役を担当

(C)2019 こうの史代・双葉社 「この世界の片隅に」製作委員会

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片渕須直監督の劇場アニメ「この世界の片隅に」に新規シーンを追加した「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の追加キャストとして、花澤香菜の出演が発表された。主人公すずが遊郭で出会う“もうひとりの女性”テルを演じており、あわせて公開された本編映像にはテルの登場シーンが収録されている。

2016年11月12日に公開された「この世界の片隅に」は、こうの史代氏の同名漫画の映画化で、第2次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも日々の暮らしを紡いでいく女性すずの姿を丹念に描いた。1000日以上にわたって1日も途絶えることなくロングラン上映が続いており、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、仏アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門の審査員賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている。

約30分の新規シーンを追加した今作は、すずが遊郭で出会う同世代の女性リンとの交流など多数の新規映像を通して“さらにいくつもの人生”を映し出す。すず、夫の周作、リンらの“こぼれ落ちるほどの思い”をすくいあげ、「この世界の片隅に」とは一部主題が異なる“もうひとつの映画”として構成されている。

テル役の花澤は、「見て……というより、すずさんを通してあの体験をしてからずっと大切にしていた作品だったので、参加できるなんて信じられませんでした。原作を読みながら、自分なりにテルちゃんの描かれていない部分も想像して収録に臨ませていただきました。さらに多くの方に見ていただけますように!」と今作に対する思いを告白。本編映像は、テルが窓越しにすずを見つめる場面などをおさめている。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は12月20日から全国公開。

作品情報

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

この世界の(さらにいくつもの)片隅に 7

広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19(1944)年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らし...

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