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インタビュー 2019年10月3日(木)19:00

島崎信長&高橋李依「FGO バビロニア」アニメ化への思いと、新たなファンの窓口となるEpisode 0の魅力 (2)

(C)TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

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――その後、今まさに収録中の「バビロニア」本編アフレコに参加して、どう感じられていますか。

島崎:やっぱり「面白いなあ」と思います。物語もそうですし、ご一緒している役者の皆さんも素敵なメンバーで、いい空気の現場だなと。毎回いいものづくりができる現場だなと感じています。ストーリーはすでに知っていますが、動きや声がついていく過程を見ることで、また印象が少し変わったり、新しい発見があったりしますし、何より役者として、すごくやりがいのある現場です。
 自分でも意外なのは、今のところ一ファン目線にはならずに冷静でいられていることです。たぶんオンエアで見たときにファン目線で楽しんだり喜んだりするのでしょうね。今は、藤丸立香という主人公のポジションで参加できる光栄さとありがたさを実感しながら、「やってやろう」と思いながら臨んでいます。

高橋:私も、あらためて「バビロニア」は物語としてすごく面白いなと感じています。「FGO」だとまとめて進める方も多いとは思いますが、やっぱり1節ごとにちょっと時間をおいてやる人も多いはずで、アニメで一気に物語を見ると「ここってそうだった!」みたいな感覚があって。

――「FGO」だと、物語を読むまでに戦闘をすることも多いですものね。

高橋:そうなんですよ。苦労して進めたクエストは印象深かったりして。なので、「この流れでバイトをしていたね」とか、いろいろ思い出していくと新たな発見や気づきもでてきて、もう一回「FGO」のシナリオをマテリアルで読み直したくなります。今回の「バビロニア」は、ほんとにレイシフトするような感覚で作品内の時間軸を追うことができて、「FGO」の物語の奥行きを感じることができるのが楽しいです。

――島﨑さんがいちばん最初に“藤丸立香”を演じたのはいつだったのでしょうか。そのときの印象など伺えますか。

島崎:「FGO」がリリースする前にでた序章のドラマCD(※「Fate/Grand Order First Take」)です。そのときはまだ名前がなくて、「プレイヤー・男」としてやらせてもらったのが最初で、実はアルジュナや巌窟王(エドモン・ダンテス)よりもそちらが先だったんですよ。

(C)TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

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――プレイヤーの分身である藤丸を演じるにあたって、気をつけていることがあったら教えてください。

島崎:ドラマCDのときの「プレイヤー・男」では、中庸というか、いろいろな人に適合するプレイヤーキャラクターを意識した人物像になっていましたが、「藤丸立香」という名前がついてから意識が変わってきた感覚があります。名前を与えられて彼の個性や、ひとりの人間としての意思みたいなものが見えてくることも増えてきて……。とはいえこれまでは単発でやってきて、シリーズとして積み重ねて演じられるのは今回の「バビロニア」が初ですので、さらに彼の輪郭がハッキリしてきた気がしています。「やっぱりいい人間だな、僕はこんな人好きだな」と思いながらやらせてもらっています。

――高橋さんはいかがですか。第0話終盤では、藤丸に呼びかける「先輩」というセリフなどから、お互いが強く信頼しあっていることが伝わってきました。

高橋:私自身の感覚として、藤丸の呼び方を「先輩」「マスター」と使い分けているところが特に好きだなあと感じています。私のなかではお互いひとりの人間として接するときは「先輩」、「デミ・サーヴァントとマスター」のときは「マスター」と呼ぶような意味合いでとらえています。
 初めての収録では、マシュが戦うときの心境などもいろいろ相談しながら進めさせていただき、台本には書かれていないことなども細かく教えていただきました。例えば、マシュは本当は戦うことが怖いけど、それでも前に立てる理由とか、そうした彼女の根本にあるものを大事にしたいと強く思いながら演じています。

――他のキャストの方々の演技を聞いてて、感じられたことなどありますか。

島崎:やっぱりギルガメッシュやマーリン、イシュタルなどはずっと目立っていますが、僕のなかでは今回のアニメ化でレオニダス一世と牛若丸に特に感慨深いものを感じました。「かっこいいなあ!」と思って、ふたりをあらためて尊敬してしまいました。

――レオニダス一世(CV:三木眞一郎)と牛若丸(CV:早見沙織)を演じるキャストの芝居を聴いてそう思われたのですね。

島崎:はい。ほんとに素敵で、まさに英雄だなって思いました。

――高橋さんは、いかがですか。

高橋:アナがメチャクチャかわいいです。あとゲームと同じく、いろいろ兼ね役をされている方がいらっしゃって、別役のときに「あ、このキャラもそうですよね」みたいに感じになるのが面白いんですよ。第0話のときはアマデウスをギルガメッシュ役の関(智一)さんが演じられていて、「あ、どっちも好き」みたいな感じになります。

――「FGO」ファンの方に向けてと、「FGO」にふれたことはないけれど興味をもっている方へ向けて、「バビロニア」のお勧めポイントを聞かせてください。

島崎:「FGO」をやっている方には、「見たら分かります! ぜひ見てください」と言いたいです。第0話もそうでしたが随所に素敵なところがあって、「FGO」好きなら絶対面白いので――だから、どこって言われても困っちゃいますね(笑)。全部だなって僕は思います。「もうキャラがしゃべって動いているだけでうれしいでしょう皆さん!」と。戦闘シーンもすごいですし、英雄の生き様などいろいろな愛がこめられていて、ほんとにメッチャメチャいいです。
 「バビロニア」が初めての方には、細かい設定などの全容はテレビアニメだけでは見えないとは思います。ただ物語としては、アニメから見はじめても大まかな流れは分かりますし、「こういうことがあったんじゃないかな」と感じることもできるはずです。映像も素敵なので、何も知らないで見ても面白いと思います。そして、世界観を気にいったり、お気に入りのキャラクターができたりするなど好きなポイントがでてきたら、「FGO」はもちろん、他にもたくさんメディアミックスされていますので、触れやすいもので体験してもらえると無限の面白さが提供されます。「FGO」のコンテンツ群は、掘れば掘るほど金塊のようにざくざくでてきますので、いいなと思ったら深く掘ってもらえるとより楽しめると思います。

高橋:第七特異点をプレイ済みの方は、1話30分のテレビシリーズのなかでどこまで描かれるかを妄想しながら見ると楽しいかもしれません。私は1節のプレイに15分はかかってしまうので、たぶん1話につき2節ぐらいまでしか進められないんじゃないかというイメージをもってみたり(笑)。そんなことを考えながら、あのシーンが見られたらな、あのシーンはこう描かれるんだというふうに、“映像化”としての楽しさを見いだしてもらえたらうれしく思います。そして、お気に入りのシーンは、「FGO」のマテリアルもありますし、メディアミックスのアニメ化としての楽しみ方をぜひ満喫していただきたいです。
 「FGO」をプレイしたことがない方は、アニメに踏み込むのに最初は躊躇する部分があると思いますし、「分からない」という感情が先にでてしまうかもしれない――コンテンツが大きいからこそ、そういう部分もあるのかなと私は少し感じています。それこそ、「バビロニア」からキャストとして参加される方も漠然とした不安を抱えながら入ってこられている状況もありまして。
今回のアニメから「FGO」に入ってくださる皆さんには、分からないところを探すよりも、まず好きなところを見つけてほしいです。もし好きなサーヴァントができたら、そのサーヴァントを目で追うだけで良くて、戦闘シーンが好きならそこだけ注目して見るのもいいと思います。そんなふうに自分だけの「FGO」の好きなところを見つけてもらえたら嬉しいです。

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Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-

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