2019年12月16日(月)13:00
庵野秀明企画・脚本「シン・ウルトラマン」勇姿が初公開 斎藤工「美しさがある」
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円谷プロダクションが開催する「TSUBURAYA CONVENTION 2019」のオープニングセレモニーが12月14日、メイン会場となる東京・文京区のTOKYO DOME CITY HALLで行われ、2021年公開予定の「シン・ウルトラマン」に登場するウルトラマンのデザインが公開された。
第40回日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか主要7部門を「シン・ゴジラ」で制覇した庵野秀明監督が企画・脚本を務め、樋口真嗣監督がメガホンをとる本作。「ウルトラマン」の企画発想、原点に立ちかえりながら、“未だ誰も見たことのないウルトラマン”が存在する世界の体験を構築する。
斎藤工も登壇
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発表の場には樋口監督、主人公の“ウルトラマンになる男”を演じる斎藤工が出席。樋口監督は「庵野の思いを結集し、庵野が望んでいるもの、見たいもの、作りたいものを徹底的に集めて、この形になりました」と胸を張り、斎藤は「足が長い! 美しさがありますよね。ずっと見ていられる。自然な生命体という気がします」と瞳を輝かせた。
この日は庵野監督からのメッセージが届き、ウルトラマンのデザインの生みの親である成田亨さんが描いた油彩画「真実と正義と美の化身」がコンセプトの原点になったと言及。目指したのは「成田亨氏の目指した本来の姿を描く。現在のCGでしか描けない、成田氏が望んでいたテイストの再現」だといい、「成田氏が望まなかった、眼の部分に覗き穴を入れない。成田氏が望まなかった、スーツ着脱用ファスナーに伴う背びれを付けない。そして、成田氏が望まなかった、カラータイマーを付けない」デザインが生まれた経緯を説明した。
成田亨さんが描いた油彩画「真実と正義と美の化身」
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現時点での製作進捗について、「うーん、どこまでしゃべっていいのか」(樋口監督)、「圧をかけられていますから」(斎藤)。それでも樋口監督は「いろんな世代の仲間が、ウルトラマンを通して、いいチームになっている。本当はいつまでもズルズルと浸っていたい」と喜びを語り、斎藤も「オリンピック後の真価が問われる時代に、令和の子どもたち、そして大人たちに必要な作品が生まれようとしている」と期待を寄せていた。
「TSUBURAYA CONVENTION 2019」はTOKYO DOME CITY HALL、東京ドームホテル、プリズムホールほかで12月14日、15日開催。「シン・ウルトラマン」は、21年に全国東宝系で公開予定。斎藤をはじめ、長澤まさみ、西島秀俊らが出演している。
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