2020年4月29日(水)12:00
第24回手塚治虫文化賞、マンガ大賞は高浜寛「ニュクスの角灯」
マンガ大賞に輝いた高浜寛氏「ニュクスの角灯(ランタン)」
(C)高浜寛/リイド社
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第24回手塚治虫文化賞が発表され、高浜寛氏の「ニュクスの角灯(ランタン)」がマンガ大賞(年間のベスト作品)に輝いた。
大賞作品「ニュクスの角灯」は、1878年の長崎を舞台に、触れた物の未来が見える 不思議な少女・美世が道具屋「蛮」に並ぶパリの品々に導かれ“まだ見ぬ世界”へと歩み出す姿を描いた。手塚治虫文化賞のほか、第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞も受賞している。
さらに、斬新な表現や画期的なテーマが光る、清新な才能の作者を対象とした新生賞は田島列島氏に決定し、短編賞は和山やま氏の「夢中さ、きみに。」が受賞。マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈られる特別賞は、長谷川町子さんが選ばれた。
手塚治虫文化賞は、手塚治虫の志を継いで日本のマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に1997年に設立。第24回は、漫画家・秋本治氏、女優の杏、小説家の桜庭一樹氏、漫画家の里中満智子氏らが選考委員を務めた。贈呈式は6月に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で延期となった。
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