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インタビュー 2020年7月8日(水)19:00

「俺ガイル」江口拓也が見つめる、八幡と自分自身の“他者との在り方” (2)

学生時代は「ひとりが好きでした」
江口拓也の“コミュニケーション遍歴”

――同じ状況は嫌なんですね(笑)。あくまでメディアに露出されているイメージですが、江口さんは常に笑顔で、たくさんの人に囲まれているので、ちょっと意外な発言でした。

(C)渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続

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学生時代は人とあまり関わらず、ひとりが好きでした。教室の端っこで寝ていたり、昼休みもみんなと違うところでご飯を食べたり。それが幸せだったりしたので、人とああいう風に関わりながら生きていくのは大変そうだなと思います。僕は当時、どちらかというと、面倒ごとは避けたいと思っていたので。

――今のお話を聞くと、八幡と遠くないというか……共通点があるように感じます。

間逆ではないですね、似ているところもけっこうあります。違うのは、八幡はすごく繊細。

――八幡は人との交流のなかで変化を見せていきますが、江口さんは声優を続けるなかで「自分を変化・成長させてくれた出会い」はありましたか?

八幡同様、いろんな方と関わるなかで、それぞれの価値観を知ることができたというのは、自分にとって大きなことでした。新たな価値観に触れて「そういう考えもあるんだ」と気づいたことで、自分のなかの“正解の道筋”が増え、新たな選択肢も持てるようになりました。自分という人間の生き方を、より細分化してとらえることができるようになったように思います。

――多くの人と関わる、コミュニケーションするなかで気をつけていることはなんでしょうか?

(C)渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続

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自分の意見や価値観は自分のなかに留めておく、自分の正解を押しつけないことでしょうか。ある意味、深入りしないというか。正解や不正解は人によって違うので、衝突しても問題の解決にはならないと思うので。人生において、プライベートな部分は「それぞれ好きに生きたらいいんじゃないか」と思うタイプなので、なるべく自分の意思が介入しないようにと思っています。ただ仕事は別です。仕事は正解を求めてすり合わせを続け、必ず答えを決めなきゃいけません。みんな同じ方向を見るためにディスカッションが必要です。

作品情報

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 完

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 完 136

過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。同じ部に所属する...

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