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インタビュー 2021年1月4日(月)19:00

小林親弘、榎木淳弥、木村昴が語り合う「BEASTARS」 ドラマもスリルも加速し、核心に迫る第2期

「BEASTARS」キャストの(左から)木村昴、小林親弘、榎木淳弥

「BEASTARS」キャストの(左から)木村昴小林親弘榎木淳弥

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板垣巴留氏の人気漫画が原作のテレビアニメ「BEASTARS」。2021年1月6日からスタートする第2期は、物語の舞台がチェリートン学園から裏市へと広がり、ドラマもスリルもさらに加速していく。食殺事件の犯人は? 裏市に足を踏み入れた主人公レゴシの身に何が? ルイとシシ組の関係とは? 気になるトピックが盛りだくさんの第2期について、第1期から出演する小林親弘(レゴシ役)と榎木淳弥(ジャック役)、第2期からの参加となる木村昴(フリー役)に話を聞いた。(取材・文・写真/編集部)

チェリートン学園と裏市
“2つの舞台”で何が起こるのか

――第1期はチェリートン学園を中心に物語が展開されましたが、第2期は学園内にどういった変化があるのでしょうか。

小林 まずは、ハルとレゴシがうまくいくのか、ジュノはどうするのか、ルイはどうなっていくのかといった、第1期で築いた関係性が見どころですね。あとはやはり、アルパカのテムが食べられた事件の犯人が誰なのかということが第2期の大きなポイントになっていきます。第2期は「レゴシが犯人を突き止めていく」ということと、「ルイが裏市でどうやって活躍していくのか」ということが同時に進んでいきます。

――レゴシがチェリートン学園の“外の世界”に目を向ける一方、親友のジャックは変わらず学園生活を送っていますよね。

学園生活を送るジャックたち

学園生活を送るジャックたち

(C)板垣巴留(秋田書店)/BEASTARS製作委員会

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榎木 裏市に行くと「肉を食う、食わない」といったシリアスな話になりますが、学園にいる時はルームメイトの話や日常のシーンが多くなるので、ほっとできる瞬間があります。だからこそ第2期は、レゴシの変わりつつある部分と、“変わらない友達”というのが、ひとつの比較対象になっているのかなと思います。レゴシの“第2期の空気感”とルームメイトのみんなの空気感に違いがあるというか。

――そしてもうひとつの舞台が裏市です。シシ組として第2期から参加される木村さんから見て、裏市の見どころはどこでしょうか?

木村 学園中心だった第1期とは打って変わって、裏市の場面はゾクゾクするシーンがたくさんあります。そのなかでもシシ組とルイの会話は、ひりつくような、ギリギリのところをせめぎ合っているような緊張感があります。また何事においても、“裏”って面白いんですよね。表があっての裏、光の当たっているきれいな部分と、そうじゃないところのギャップを楽しんでもらいたいです。そんな闇の部分を担うのがシシ組です。血の匂いに敏感な獅子たちですので、裏で巻き起こる一筋縄ではいかない展開をぜひ目撃していただきたいです。

レゴシとルイ
第2期はどこへ向かう? どう変わる?

――回を重ねるごとに成長していくレゴシですが、第1期から参加されている小林さんと榎木さんには、レゴシの変化はどのように映っていますか?

小林 第1期の最後の方(13話終盤)で、ジャックがレゴシの成長を少し感じ取ったような、「こいつ変わったな」みたいな顔をしていたよね?

榎木 「(レゴシは自分の)先を行ってるな」みたいな表情でしたね。

小林 最後のセリフでジャックが「あんまり急がないでくれよ」とも言ってたね。

榎木 でもジャックは、レゴシの変化を悪いようにはとらえてない気がします。

回を追うごとにたくましくなるレゴシ

回を追うごとにたくましくなるレゴシ

(C)板垣巴留(秋田書店)/BEASTARS製作委員会

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小林 第2期は、2人の距離がどんどん離れて、その距離感にジャックが泣いてしまうシーンがあります。第1期の1話のレゴシは、ぜんぜんしゃべらなかったのに、出会った動物たちと向き合うなかで、どんどん変わっていきましたから。

榎木 レゴシって、基本人のために動いていますよね。その結果どんどん危険な方向に行っちゃうけど、「それも全部人のため」みたいな。そういうところはすごいなと思います。

小林 実はレゴシって、「こうしよう!」と思ったら、その場ですぐに行動しちゃうタイプなんです。だから第2期のレゴシも、飛躍的に変わっていきます。

――変化するキャラクターといえば、もうひとり、ルイですよね。木村さん演じるフリーはルイと行動する機会が多いですが、ルイの印象はいかがですか?

ルイは裏市に足を踏み入れ…その身に何が?

ルイは裏市に足を踏み入れ…その身に何が?

(C)板垣巴留(秋田書店)/BEASTARS製作委員会

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木村 ややこしいですが……ルイは一匹狼というか。

小林 アカシカだけど、一匹狼ね(笑)。

木村 そうです、アカシカだけど一匹狼なんです(笑)。肉食動物だらけのところにひとりで行くって、めちゃくちゃこわいし、びびると思うんです。あの世界では弱者とされている草食動物が、強者である肉食動物のところにいく。まずそこにドラマがあります。

――そんなルイとシシ組が行動をともにするというのは驚きの展開ですよね。

木村 ルイと行動をともにするようになったことで、シシ組のなかに変化が生まれるだろうし、物語も大きく変わります。そういったところを見ていただきたいですね。

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