小林親弘、榎木淳弥、木村昴が語り合う「BEASTARS」　ドラマもスリルも加速し、核心に迫る第2期 (3)

和気あいあいのインタビュー
最後はなぜか…あだ名のつけ合い？

――作中の動物たちは、種族も個性も違うからこそ、互いに刺激しあっています。皆さんは相手からどのような刺激を受けていますか。

(C)板垣巴留（秋田書店）／BEASTARS製作委員会

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木村　僕は、榎木さんは「歩くクール」だと思っています。めちゃくちゃスマートでクール。そしてマイクの前に立つと、幅の広い素晴らしい演技をされるというところもかっこいい。まさに、「ウォーキングクール」です。

榎木　（笑）。僕から見た昴さんは、とにかく面白くて、自分にはない要素を持っている人です。でも真逆すぎて、どこまで本心なのかわからないんですよね（笑）。僕は「歩く根暗」なので。

木村　「ウォーキング根暗」ということですね。

榎木　（笑）。僕も昴さんのようにやってみようかなと思ったことがあるのですが、全然やりきれなくて……無理でした。でもだからこそ、昴さんの明るさに刺激を受けていますね。

小林　僕は昴くんとしっかりと話をするのは初めてだったのですが、「こんなに面白い人がいるんだな」と思いました。でも、ちょっとつかめないところもあって。そういったところから、表面的な面白さだけじゃない、内面的な面白さあるんだろうな、すごく豊かな人だなと感じています。昴くんは「歩く豊かな人」です。

木村　「ウォーキング豊か」ということですね。

小林　（笑）。

(C)板垣巴留（秋田書店）／BEASTARS製作委員会

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木村　小林さんは、お芝居の向き合い方がハンパじゃないんです。何かわからないことがあった時には、小林さんに聞いていました。やっぱり「BEASTARS」の現場のキャプテンなんです。作品と向き合う精神力、お芝居している姿がすごくかっこいい。

榎木　僕から見た親弘さんは、今、昴さんも言ったように、芝居に対する熱意をすごく感じる方です。そこが一番の刺激ですね。「僕もこのくらいやらないとだめだ」と思わされます。

小林　いや僕からしたら、榎木くんの方がストイックです。とても勇気があって、現場でみんなが遠慮してしまうようなところにも踏み込んでいける人。本当にお芝居が好きで、ストイックに考えていると思います。

榎木（ドヤ顔）

小林＆木村　めっちゃドヤ顔！（笑）

――ここまでの流れを整理すると、榎木さんが「歩くクール」、木村さんが「歩く豊か」ということになっています（笑）。

小林　俺も異名が欲しいです……。

榎木　歩く……（熟考）。

木村　歩くストイック！

小林　嫌だ！　恥ずかしいよ!!

木村　でもみんなが認めるミスターストイックですよ（笑）

小林　そうなのかなあ……。

榎木＆木村　（笑）

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