2021年1月1日(金)18:00
明石家さんま、劇場アニメを初プロデュース 「漁港の肉子ちゃん」21年初夏公開
お笑い芸人・明石家さんまが、第152回直木賞を受賞した西加奈子のベストセラー小説を原作とした劇場公開アニメ「漁港の肉子ちゃん」をプロデュースし、2021年初夏に全国公開されることがわかった。さんまが劇場公開されるアニメ映画をプロデュースするのは、今回が初めて。漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。
監督は、「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」「海獣の子供」の渡辺歩が務め、「かぐや姫の物語」「海獣の子供」で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を担当。脚本は「凪のお暇」などの大島里美、アニメーション制作を「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」「映画 えんとつ町のプペル」などで知られるSTUDIO4℃が手がける。
(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
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アニメ映画化の話を最初に聞いたときについて、西氏は「さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした」と当時の心境を明かし、渡辺監督は「さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に『気付き』を下さいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます」とスタッフ陣の様子を伝える。さんまは、原作を知ったきっかけを振り返り、「今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」と手ごたえをにじませている。
公開決定にあわせて超特報が公式YouTubeで披露され、「おおきくて、まんまるで底抜けに明るい肉子ちゃんがみんなに幸せを運んでくれる」というナレーションや、数枚の絵コンテから、優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる。
「漁港の肉子ちゃん」は2021年初夏公開。さんまのコメント全文は、以下の通り。
■明石家さんま
西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは“明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて(笑)。
その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。
大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。
「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。
最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。
今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。
作品情報
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食いしん坊で能天気な肉子ちゃんは、情に厚くて惚れっぽいから、すぐ男にだまされる。一方、クールでしっかり者、11歳のキクコは、そんな母・肉子ちゃんが最近ちょっと恥ずかしい。そんな共通点なし、漁港の...
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