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インタビュー 2021年4月2日(金)19:00

「フルーツバスケット」ついにThe Final――石見舞菜香に多くを与えた、大切な出会い (2)

優しさにあふれた先輩キャストとの“出会い”は
「毎回が学びでした」

――本作は、たくさんの先輩方に囲まれた現場だったかと思いますが、先輩方から学んだことはありますか?

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

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学びしかなかったです。全て、毎回が学びでした。(役に)深く入らないといけない収録時に、殻に閉じこもるというか、深く集中するタイプなので、休憩中も台本とにらめっこしてたら、内田(雄馬)さんが「大丈夫だからね」と声をかけてくださったり、楽しい話をふってくださったことがありました。あと、中村(悠一)さんは1st seasonから(収録時の)席が隣だったので、私がちょっと元気ない時に「今日どうしたの? 元気ないね」と声をかけてくださいました。

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

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本当に皆さん優しくて。関わっていた時間も長かったので、家族のようでした。また中村さんの話になってしまうのですが、DVDの貸し借りをしたり(笑)。私のお薦めのドラマを紹介したら、中村さんが次の収録までに全話見てきてくれたんです。そこから中村さんがお薦めの海外ドラマのDVDを毎回貸してくださるようになりました(笑)。私のなかではお兄さんのような存在になっています。安心できるというか。皆さんのことが大好きです。

――The Finalはコロナ禍での収録だったかと思いますが、どのような体制で行われたのでしょうか。

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

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1st、2ndまではみんなで一緒に録っていましたが、The Finalは別々でした。私は、内田さんと一緒に録ることが多かったです。あと、坂本(真綾)さんとも大事なシーンを一緒にやらせていただきました。

――完結となるThe Finalだからこそ、全員一緒に収録できないことへの歯がゆさもあったのでは?

悔しい気持ちは大きかったです。でも、収録の合間やすれ違った時に少しだけお話ししたりするなかで、「フルバ」の世界を共有していました。でもやっぱり、みんなで一緒にやりたかったです。悔しいし、寂しかったです。

「フルーツバスケット」との“出合い”
1st season放送時は20歳――The Finalを迎え「もらったものは数えきれない」

――The Finalまでを踏まえて、十二支のキャラクターのなかで特に気になるのは誰でしょう?

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

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難しい! 全員って言いたいです!(笑)。でもいろんな一番がありますからね。1st seasonの取材では由希くん推しと言っていましたが、The Finalまで終えて、気持ちに変化がありましたし。夾くんいいなと思う時が……(笑)。

――(笑)。何がきっかけで夾くん派になったのでしょう?

それはもう、年齢です(笑)。「フルバ」が始まった時が20歳だったのですが、由希くんの優しさにキュンとしたり、紳士的なところに惹かれました。でも今、22歳になって、夾くんの不器用な優しさもいいなと(笑)。私がもっと成長して40代とかになったら、今度は大人組に惹かれはじめるんだろうなとも思います。紫呉さんもいいなとか……いや、紫呉さんはちょっとあれですけど(笑)。あと何より、私はずっと紅葉くんが大好きです。

――キャラの推しが変わるのって、意外と大きな変化ですよね。

そうですね(笑)。でも、本当にみんな大好きです!

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

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――今日お話しをうかがって、「フルーツバスケット」を通してたくさんのものを得て、感じてこられたんだなと思いました。改めて、石見さんにとって「フルーツバスケット」はどういった存在ですか。

人生において大きな作品です。出合えてよかった。どんな年代の人が見ても共感できる言葉があるし、響くものがあります。だから自分が成長するにつれて、作品の感じ方も変わるだろうし、キャラクターへの印象も変わると思います。この作品に出合って、周りを見る目が広がって、優しく見えるようになりました。生活が豊かになりましたね。気持ちも豊かになったし、いろんな気持ちを学びました。

もちろん役者としても、先輩に囲まれていろんなシーンを演じさせていただき、ひとつひとつ不安を乗り越えることで自信にもなりました。この気持ちを大切に、お芝居していきたいなと思わせていただける現場でした。「フルバ」からもらったものは数えきれない、本当に出合えてよかったです。

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作品情報

フルーツバスケット The Final

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