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ニュース 2021年4月3日(土)18:00

細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」予告編 「アナ雪」クリエイターが歌姫ベルをデザイン

「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」のジン・キムによるキャラクターデザイン

「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」のジン・キムによるキャラクターデザイン

(C)2021 スタジオ地図

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アニメーション映画監督・細田守の最新作「竜とそばかすの姫」の予告編がお披露目された。あわせて、「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」など、ディズニー作品のキャラクターデザインで知られるジン・キムが、劇中に登場するインターネット仮想空間の歌姫・ベルのデザインを手がけたことも明らかになった。

物語の主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すず。幼い頃に母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱え、いつの間にか父との関係にも溝が埋まれていた。ある日、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット空間の仮想世界“U”と出会い、“ベル”というアバターで参加することに。もうひとりの自分、もうひとつの現実、もう世界はひとりひとつじゃない――。心に秘めてきた歌を歌い、あっという間に世界に注目される存在になっていくベルの前に、“U”の世界で恐れられている、竜の姿をした謎の存在が現れる。

「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」「サマーウォーズ」と、約10年に1度描いてきたインターネットの世界を舞台に、「時をかける少女(2006)」以来となる10代の女子高生を主人公に迎えた細田監督。「スタジオ地図」創立10周年を迎える2021年、世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、成長の過程を“リアル×ファンタジー”を通じて描き出す。

(C)2021 スタジオ地図

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本作では、細田監督のもとに、世界的に活躍するトップクリエイターたちが集結。「未来のミライ」が第91回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされ、細田作品が世界へと羽ばたいた頃に、細田監督とロサンゼルスで出会い意気投合したジンは、「いつか一緒にクリエイティブを」と語り合っていたという。今作で、細田監督が歌姫ベルのキャラクターデザインを正式に依頼し、互いが熱望していたタッグが実現した。

仮想空間“U”のコンセプトアートを担当したのは、新進気鋭のイギリス人建築家でありデザイナーのエリック・ウォン。壮大なスケールのインターネット空間を、建築とデザインの双方の視点から独創的に描ける人物として、細田監督が自ら探し出し、参加が決定した。さらに、第93回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされた「ウルフウォーカー」をはじめ、「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」「ブレンダンとケルズの秘密」など、これまで5作品がオスカーノミネートを達成している、アイルランドのアニメスタジオ「カートゥーン・サルーン」のトム・ムーア、ロス・スチュアート監督らスタッフ陣も顔をそろえた。

(C)2021 スタジオ地図

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予告編では、ジンがデザインしたベル、ウォンが創出した美しい仮想空間“U”が切り取られている。高知の自然豊かな風景や学校などの日常から“U”へと、新たな世界の扉を開いていくすず(=ベル)。彼女の前に現れた竜のビジュアルをはじめ、想像力を刺激される世界観の一端がおさめられている。さらに映像では、透明感と力強さを備えたベルの歌声が初披露された。母の死を機に心を閉ざし、大好きだった歌も歌えなくなった少女が、自分を解放して歌い上げるのは、物語のカギを握る重要な楽曲。「こんな小さなメロディが貫いていく世界が見たいの」など、すずの心情に寄り添った歌詞にも注目だ。

竜とそばかすの姫」は、7月に全国で公開。

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作品情報

竜とそばかすの姫

竜とそばかすの姫 4

高知の自然豊かな村に住む17歳の女子高生・すずは幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずはその死をきっかけに歌うことができなくなっていた。いつの間に...

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