2022年5月10日(火)22:00
斎藤工、長さ60メートルのレッドカーペットに圧倒 「シン・ウルトラマン」出演者が雨の歌舞伎町ゴジラロードに“降着”
歌舞伎町ゴジラロードで開催された
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庵野秀明が企画・脚本を手がけた映画「シン・ウルトラマン」のレッドカーペットイベントが5月9日、東京・歌舞伎町ゴジラロードで行われ、ウルトラマンになる男・神永新二を演じた主演の斎藤工、共演する長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、メガホンをとった樋口真嗣が出席。冷たい雨が降る中、脅威に立ち向かう「禍特対(カトクタイ)」の面々が、本作で大気圏外から“降着”するウルトラマンの身長と同じ60メートルのレッドカーペットを闊歩した。
斎藤は「レッドカーペットを歩くことで、改めてスケール感を感じた」と圧倒された様子。数日前で完成したばかりの本作について、「このすばらしさは言語化できない」と断言し、「実はここにいる禍特対のメンバー全員、横並びで見たんですが、本当にすごい映画に出合うと、皆さん言葉にならないんですよ。そういう体験を共有した」と興奮を振り返った。また、「希望や優しさ、平和を思う気持ち。円谷(英二)さんが作品に込めた願いが、映画という形でしっかりと子どもたちに届けられれば」と真摯にアピールした。
神永とバディを組む分析官の浅見弘子を演じる長澤は、「こんな映画、見たことないと言える作品。スピード感に圧倒されるので、まばたきしないで感動の映画体験を味わってほしい」と太鼓判。禍特対の班長・田村君男役の西島は「この感動を早く、観客の皆さんと共有したい」と声を弾ませた。
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有岡は非粒子物理学者の滝明久を演じると発表されて以来、「(作品について)ノーコメントを貫いていたので、辛かった」と約3年間に及ぶ“苦悩”を告白。汎用生物学者の船縁由美役の早見は「言葉にできない感情になった。(完成までに)3年かかった理由も納得でした」とこちらも確かな手応えを示していた。
一方、樋口監督は「試写が終わって、皆さんに感想を聞いたら、言語化できないのか、言いたくないのか『うーん』という言葉しかなくて、マズったなと思った(笑)」と回想。「今、皆さんの言葉を聞いて、安心しました」と安どの表情を浮かべ、「明日がどうなるかもわからない時代。より良い明日が来てほしいし、そのために何ができるかという思いを、ここにいる5人に託した。すばらしい映画になりました!」と胸を張った。
「シン・ウルトラマン」は、5月13日から全国公開。「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった現代日本を舞台に、生誕55周年を迎えた特撮ヒーロー「ウルトラマン」の新たな誕生と戦いを描く。米津玄師が映画のために、主題歌「M八七」(エムハチジュウナナ)を書き下ろした。
なお、歌舞伎町ゴジラロードで映画のプロモーションイベントが行われるのは、2019年11月6日以来約2年半ぶり。当時、来日中だったアーノルド・シュワルツェネッガーらが出席し「ターミネーター ニュー・フェイト」のジャパンプレミアが開催された。
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