2022年8月1日(月)12:00
「モダンラブ・東京」に前田敦子&榮倉奈々ら参戦 山田尚子監督のアニメ作品声優には黒木華&窪田正孝
前田敦子、榮倉奈々、柄本佑、伊藤蘭、石橋凌、成田凌、夏帆が参加
(C)2022 Amazon Content Services LLC All Rights Reserved
イメージを拡大
Amazon Prime Videoのオリジナル作品「モダンラブ・東京」に、新たに前田敦子、榮倉奈々、柄本佑、伊藤蘭、石橋凌、成田凌、夏帆が出演し、配信日が10月21日になることがわかった。本作は、米ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわるさまざまな物語を紡いだ米ドラマ「モダンラブ」(2019)の舞台を東京に移した、7つのエピソードからなるオムニバスドラマ。日本版ならではの取り組みとして、山田尚子監督、荻上直子脚本で紡ぐアニメ作品「彼が奏でるふたりの調べ」の制作も発表され、黒木華、窪田正孝が声優として参加していることも発表された。
「モダンラブ・東京」では、マッチングアプリでの出会い、セックスレス、シニアラブ、国境を越えた恋など、現代ならではの多様な愛と人々の絆が、映画界の第一線で活躍する監督陣とキャスト陣によって描かれる。「オー・ルーシー!」の平柳敦子(※柳の正式表記は、木辺に夕卩)がショーランナー兼監督を務め、廣木隆一、山下敦弘、荻上、黒沢清が各エピソードの監督を担う。水川あさみ、永作博美、ユースケ・サンタマリア、池松壮亮、ナオミ・スコットが共演する。
第1話「息子の授乳、そしていくつかの不満」(監督・脚本:平柳)の中心となるのは、ふたりの子どもを育てる、キャリアウーマンの高田真莉(水川)とパートナーの河野彩(前田)。子育てを通して変化する真莉の心模様が描かれる。第2話「私が既婚男性と寝て学んだこと」(監督:廣木、脚本:黒沢久子)は、生物学の大学教員・佐藤加奈(榮倉)、フリーライター・山田圭介(柄本)という、セックスレスが原因で離婚した元夫婦の物語。マッチングアプリで知り合った既婚者と、その場限りの関係を結んでいく加奈が、自分にとって大切なものに気付く。
第3話「最悪のデートが最高になったわけ」(監督:山下、脚本:龍居由佳里)は、離婚して3年が経ち、60歳を過ぎて恋とは無縁だと思っていた学芸員の倉田奈津子(伊藤)と、内装の仕事を手がける速水耕介(石橋)がマッチングアプリで出会いデートする、シニラブがテーマ。第4話「冬眠中のボクの妻」(監督・脚本:荻上)では、結婚3年目を迎える塩田健吾(成田)と麻衣(夏帆)の夫婦愛が描かれる。健吾は、職場での人間関係から鬱状態になった麻衣の笑顔を取り戻そうとする。
第5話「彼を信じていた13日間」(監督・脚本:黒沢)では、テレビディレクター・篠原桃子(永作)と、不思議な男・鈴木洋二(サンタマリア)が結婚相談所で出会う。ふたりはすぐに意気投合するが、やがて洋二の秘密が明らかになる。第6話「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」(監督・脚本:平柳)は、英語のオンライン講師・エマ(スコット)と、エマの生徒マモル(池松)の、国境を越えた愛の物語。エマはマモルとのレッスンに楽しさを感じているが、突然マモルから「今日が僕の最後のレッスン」だと告げられる。
山田尚子監督
イメージを拡大
アニメ作品である第7話「彼が奏でるふたりの調べ」(監督:山田、脚本:荻上)では、黒木がお人好しな性格の桜井タマミ、窪田がタマミの高校の同級生・梶谷凛の声を務める。言いたいことが言えないタマミの、心のなかで気になっていたが、いまは疎遠になった凛との、学生時代の甘酸っぱい恋の思い出が描かれる。
「モダンラブ・東京」は、10月21日にAmazon Prime Videoで世界同時配信開始される。新たに発表されたキャスト陣、山田監督のコメントは以下の通り。
■前田敦子
海外版の「モダンラブ」がすごく好きなのでオファーをいただいた時は感動しました。「モダンラブ」にはすごく愛が詰まっているんですよね。短いそれぞれの話の中に、いろんな愛の形が綺麗に描かれていて……綺麗というのはキラキラとかではなくて、2人の愛がすごく綺麗なんです。多くの方にもこの素敵な愛を感じてもらえたらと思います。
■榮倉奈々
美しい作品に出演できて、とても幸せに思います。元々「モダンラブ」のファンでしたが、さらには尊敬する廣木監督のチームに参加できるという事で緊張感に包まれた日々でした。人生の深みを感じる文学的な「モダンラブ」シリーズには心を豊かにしてもらったと思います。
■柄本佑
海外版の「モダンラブ」に引けをとらない作品になっているので楽しんでもらえればと思います。本作は榮倉さんの魅力を廣木監督が十二分に拾い上げているので、榮倉さんの魅力を楽しんでください。また、作品を見て自由に様々な解釈をして、仲間と自由に「モダンラブ・東京」の話をしてほしいです。
■伊藤蘭
年を重ねた男女がちょっと勇気を出して新しい一歩を踏み出そうとする姿は、時にぎこちなく微笑ましく、若者との対比も絶妙で笑いを誘います。心あたたまる作品に出演できて嬉しいです。2人の一喜一憂と思いがけない展開を是非見届けて下さい。
■石橋凌
脚本を読んだ時に、単純に面白いなと思いました。元々実話をベースにしたシリーズなので、実際にあったことなんだと非常に興味深かったです。この歳になってもラブストーリーができるんだって(笑)。いくつになっても、人との出会いがあり、“人生面白いな”と思っていただけるんじゃないかと期待しています。
■成田凌
鬱をテーマとしていますが、マイナスな事として捉えるのではなく前向きに考えられる素敵な作品です。一生懸命に生きている中で滑稽にみえる部分があったりとか、全体的に優しくて愛おしい物語として描かれていますのでご期待ください。
■夏帆
海外版の「モダンラブ」が配信された当時、“こんな作品が日本でもできたら……”と思っていたので、東京版に参加できることがとても嬉しかったです。わたしが参加した「冬眠中のボクの妻」は一見暗く重くなりそうな題材ですが、切実さとユーモアのバランスがとても素敵な作品です。荻上監督だからこそ出せる世界観をぜひ楽しんでいただけたらと思います。
■黒木華
久しぶりにアニメーションをやったので少し緊張しました。どんな作品でも受け取り手の気持ちが一番大事だと思うので、この作品を見てくださった人の気持ちに届き、おこがましいですけど勇気を出す一歩になれるような働きかけができていれば嬉しいなと思います。
■窪田正孝
愛も神様も実態はないし証明もできない。でも確実に存在していて、心に繋がりや結びを与え調和してくれる。今作であなただけの愛に気づき感じてもらえたら幸いです。
■山田尚子監督
じんわりと心に明かりがともるような作品になるといいなと思いました。一作品だけアニメということに少し緊張しましたが、“愛”という共通のテーマを扱った作品のひとつのかたちとして、垣根なく楽しんでいただければと思います。
作品情報
フォトギャラリー
フォトギャラリーへ
-
平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫 98 ビギナーズ・クラシックス)
2001年09月21日¥792
-
吉村昭の平家物語 (講談社文庫 よ 3-22)
2008年03月14日¥1,034
-
平家物語 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 全30巻)
2016年12月08日¥3,850
-
新版 平家物語(一) 全訳注 (講談社学術文庫 2420)
2017年04月11日¥2,068