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ニュース 2022年10月10日(月)21:00

漫画「ながたんと青と いちかの料理帖」WOWOWで連続ドラマ化 京都を舞台に15歳差夫婦が料亭再建に挑む

監督は「サマーフィルムにのって」の松本壮史

監督は「サマーフィルムにのって」の松本壮史

(C)磯谷友紀/講談社

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磯谷友紀氏による人気漫画「ながたんと青と いちかの料理帖」がWOWOWで連続ドラマ化される。全10話となり、2023年春の放送・配信開始を予定している(第1話は無料放送)。

原作は、「逃げるは恥だが役に立つ」「東京タラレバ娘」「やんごとなき一族」などを世に送り出してきた月刊漫画雑誌「Kiss」で連載中の人気漫画。既刊の第8巻まですべて重版がかかり、最新刊となる第9巻が10月13日に発売される。

物語の舞台は、戦後間もない京都。戦争で亡くなった夫から「ながたん(包丁)」を託された34歳の桑乃木いち日(くわのき・いちか)は、ホテルの料理人として生きていくことを決めていた。しかし、経営不振の実家の料亭「桑乃木」を建て直すため、15歳年下の19歳の御曹司・山口周(やまぐち・あまね)と政略結婚することに。しかし周は初対面のいち日に対しても遠慮せず「青と(唐辛子)」のように辛辣な言葉を放つ若者だった。

女性料理人が珍しかった時代、“女が料亭の厨房に立つなんてもってのほか”と、料理長就任に消極的だったいち日と、いち日の料理の腕をいち早く認め、後押しする周。そんな年の差夫婦が共に未来を切り開いていく姿とともに、仕事のバディとして絆を育む2人が惹かれ合いながらもすれ違うもどかしい恋愛模様が描かれる。

さらに、いち日が料亭の娘としてこだわる“出汁”と、ホテルの料理人として培った“洋食の技術”を融合した創作メニューで、人々の心を変えていく展開も見どころのひとつ。ドラマの料理監修にはNHK 「きょうの料理」などで知られる料理研究家・大原千鶴が参加し、超高精細カメラと映画用機材で撮影した「見ているだけでお腹が減ってしまう」料理の数々にも注目だ。撮影は、東映京都撮影所に本格的なセットを組み、原作の舞台である京都を中心に敢行した。

全話の監督を務めるのは、「サマーフィルムにのって」で長編映画デビューを果たし、高い評価を受けた松本壮史。原作ものを初めて手掛ける松本監督は、「『漫画原作の実写化は禁忌である』と自分に言い聞かせてきたのですが、この原作の魅力には抗えませんでした」とコメント。「『ながたんと青と』は、理不尽な時代の中で未来を切り開いていく2人の物語です。ストーリーの面白さは勿論のこと、今描くべき物語だと強く感じました」と語り、鮮やかな色彩感覚と登場人物らの青春の煌めきを丁寧に切り取る演出で、いち日と周の関係性を魅力的に描き出す。

脚本はドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「大江戸もののけ物語」の川崎いづみをメインライターに、第2回WOWOW 新人シナリオ大賞で優秀賞を受賞した弓削勇が執筆する。いち日役と周役のキャストは、近日発表予定。

原作者の磯谷氏、松本監督のコメント全文は以下の通り。

【原作者:磯谷友紀氏】

ドラマ化のお話をいただいた時は、ひたすら嘘だよね?という気持ちでした。映像化に憧れはあったものの、遠い世界のように思っていました。

その後決定した俳優さんのお名前を聞くたびに、好きな方ばかりでほんとに実現しちゃう……?!とワクワクしたことを覚えています。

「ながたんと青と」の主軸は歳の差恋愛マンガですが、広く人間の物語を描けたら良いなと思いながら作っています。

それをドラマでさらに素敵に料理していただいているので、一視聴者として観るのがとても楽しみです!

【松本壮史監督】

原作のある物語をはじめて映像化します。「漫画原作の実写化は禁忌である」と自分に言い聞かせてきたのですが、この原作の魅力には抗えませんでした。

「ながたんと青と」は、理不尽な時代の中で未来を切り開いていく2人の物語です。ストーリーの面白さは勿論のこと、今描くべき物語だと強く感じました。

撮影は夏の京都で約2ヶ月。70年前に思いを馳せながらみんなで丁寧に積み上げました。

今は絶賛仕上げ中です! 東映京都の素晴らしいスタッフたちと紡いだ世界を早くお見せしたいです。いち日と周の配役にも乞うご期待!です。

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