2022年10月15日(土)16:46
アニメ「ヒロアカ」制作のボンズ、24年の軌跡を社長自ら語る 新たな流れが生まれた2016年
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徳島市周辺で開催中の複合型イベント「マチ★アソビ Vol.25」にて、10月15日、トークショー「ボンズって知ってる?」が開催された。
放送中の「僕のヒーローアカデミア(第6期)」など多くの作品を世に送り出してきたアニメ制作会社ボンズの社長・プロデューサーである南雅彦氏が、同社の24年の軌跡を約1時間ひとりで語り、各作品の制作エピソードが披露された。
ボンズは、サンライズ第2スタジオのプロデューサーだった南氏が、アニメーターの逢坂浩司、川元利浩らと1998年に設立。テレビアニメ「機巧奇傳ヒヲウ戦記」など設立当初からオリジナル作品を積極的に手がけてきたが、新しいことに積極的にチャレンジするなかで、南氏曰く会社が傾きかけてきたところを、2003〜04年に放送された「鋼の錬金術師」の大ヒットが救ってくれたのだという。そこで更なるチャレンジとして制作したオリジナル劇場アニメ「ストレンヂア 無皇刃譚」は興行的には苦戦したものの今も海外では人気が高く、ボンズの代表作のひとつとしてファンに愛されているのだそうだ。
原作物とオリジナル物をバランスよく手がけ、ロボットアニメを制作するスタジオとしても知られる同社の現在につながる新たな流れが生まれたのが2016年のこと。AからEの5つの制作チームがある同社で偶然、超能力バトル物の「僕のヒーローアカデミア」「文豪ストレイドッグス」「モブサイコ100」3作が同時に制作され、いずれも長期シリーズとなっている。
南氏は終盤、アニメスタジオの個性やスタッフの繋がりに注目して作品を見る面白さを知ってもらえればと今回のトークの趣旨を述べ、日本のアニメーションは特にここ10年で未来のある産業になった実感があるとも語った。3DCGなどさまざまな表現が生まれ、サブスクリプションサービスなどで世界中に作品を見てもらう環境も整い、ビジネス面も含めてアニメ産業は広がりつつあると述べ、アニメ業界志望の若者にぜひ一緒にやりましょうとエールを送っていた。
イベント情報・チケット情報
- ボンズパネル「ボンズって知ってる?」 マチ★アソビvol.25
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- 開催日
- 2022年10月15日(土)
- 時間
- 11:30開始
- 場所
- 新町橋東公園ステージ(徳島県)
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