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イベント 2022年12月28日(水)21:30

ジブリ鈴木敏夫氏、宮崎駿監督最新作は秘密主義を「貫きます」 映画「スラムダンク」が参考に?

鈴木敏夫プロデューサー(左)と写真家のカンヤダ・プラテン氏

鈴木敏夫プロデューサー(左)と写真家のカンヤダ・プラテン氏

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スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが12月28日、「アニメージュとジブリ展」(2023年1月3日~1月23日、松屋銀座8階イベントスクエアにて開催)の内覧会に出席。宮崎駿監督の10年ぶりとなる最新作「君たちはどう生きるか」(23年7月14日公開)について、「いつもは公開の直前に完成するが、今回はそれに比べて、すごく早い。(公開日の)すごく前に完成します。今はまだ完成していませんよ(笑)」と進捗状況を語った。

先日行われた東宝配給作品ラインナップ発表会見で、公開日や宮崎監督直筆だというキャラクターがデザインされたポスタービジュアルが明らかになった一方で、ストーリーをはじめ、作品の詳細は不明のままだった本作。何とか内容を探ろうと、質問を投げかけるメディアに対し、「何の情報もない方が、皆さんの楽しみが増えるはず。先に知っちゃったら喜びを奪ってしまうことになるので、(秘密主義を)貫きます」と宣言した。

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さらに現在、大ヒットを記録している「THE FIRST SLAM DUNK」を引き合いに、「スラムダンクも(前情報が)何もなかったでしょ。頭いいなと思いました。勉強になりましたね。それに前評判が悪かったでしょ? それを裏切った。僕もそういうことができれば」とプロモーション戦略について、持論を展開していた。

この日、鈴木氏は宮崎監督が先月オープンした愛知県のジブリパークを「秘密裏に訪れた」とも明かした。訪問当日は息子で、パークの整備を指揮する吾朗氏がガイドを務めたといい、「案内の仕方が絶妙でね。宮崎駿という人が絶対に喜ぶようにガイドをして、本人も素直に喜んで、素直に褒めていました。『ダメなら手を出したかったが、おれには作れないものを作っているから、絶対に手を出せない』って」と宮崎氏の様子を振り返っていた。

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当日の模様を撮影し、「アニメージュとジブリ展」内覧会にも駆けつけたタイ出身の写真家であるカンヤダ・プラテンは「とても緊張しましたが、宮崎駿さんはとても明るく優しい方でした。親しくなり、写真を撮らせていただいた」。撮影された写真は小冊子にまとめられ、「アニメージュとジブリ展」にてグッズ販売される。

「アニメージュとジブリ展」は2023年1月3日~23日、松屋銀座8階イベントスクエアにて開催(日時指定制)。1978年の創刊当時から80年代の雑誌「アニメージュ」(徳間書店)に焦点を当て、鈴木氏が後のジブリにつながる高畑勲・宮崎駿両監督を見出し、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」の映画製作に傾倒するまでの道のりを紹介する。

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