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ニュース 2023年1月21日(土)22:00

漫画「俺の美女化が止まらない!?」実写化決定 楽駆が女装男子役で連続ドラマ初主演

女装に初挑戦する楽駆

女装に初挑戦する楽駆

(C)テレビ東京

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俳優の楽駆が、愛染マナ氏の人気漫画を実写化する「俺の美女化が止まらない!?」で連続ドラマ初主演を飾ることがわかった。同ドラマはテレビ東京で年内に放送予定で、2月1日・午後8時よりParaviで独占先行配信される。

原作は、宙出版のWEBマンガレーベル「コミックWACHA」の人気コミックで、主人公が女装をきっかけに自分では気がつかなかった新たな一面と向き合うことができるようになる成長物語。電子単行本が2月10日に発売予定で、紙版の第1巻も4月に発売が決定している。

(C)愛染マナ/宙出版

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大学進学を機に家賃1万円の破格物件に下宿することになった斉藤晴臣。下宿先で出迎えてくれたのは、恋々乃(ココノ)という女の子。しかし、晴臣は女性と話をすると顔が赤くなってしまう赤面症に悩んでいた。そのため恋々乃とも上手く話せないが、こんなかわいい女の子と同居できるなんてと心が躍る。ある日、恋々乃がお風呂に入っているところに遭遇した晴臣は慌てて自分の部屋に戻ろうとするが、中から出てきたのは男性! 恋々乃に事情を聞くと、下宿先は女装カフェ&バー「スピカドール」が営業しており、下宿人は店で働かなければいけない契約なのだという。晴臣は大学デビューを前に、女装デビューすることになる。

主人公の晴臣役を演じるのは、「最初の晩餐」で「第34回高崎映画祭最優秀新人男優賞」を受賞し、以降も映画・ドラマ「Life 線上の僕ら」や「明け方の若者たち」など話題作に立て続けに出演する楽駆。原作を読んだ楽駆は、「何かを装うことは誰しも皆自然にするもので、そこの曖昧さや、女装を通して何者にもなれなかった主人公が自己肯定をしていく様にとても勇気づけられました」と話す。初挑戦となる女装については「不安もありましたけど、高揚して撮影がとても楽しみでした」とコメント。

さらに「自分自身のことを発信できる、他者と繋がれる物が沢山増えた中で、自分の居場所があるようで、ないような気がしています」と語り、「この作品のおかげで、晴臣を通して人としても役者としても、人と向き合うこと、受け入れることの大切さを改めて教えてもらいました」と撮影を振り返った。

「俺の美女化が止まらない!?」はテレビ東京で年内放送予定。Paraviで2月1日午後8時から独占先行配信スタートし、毎週水曜・午後8時に2話ずつ配信予定。楽駆、原作者の愛染氏、プロデューサーの小松幸敏氏のコメント全文は以下の通り。

【楽駆】

――オファー時の率直な感想

「俺の美女化が止まらない!?」とオウム返ししました。

決まった時はとても嬉しかったです。タイトル通り僕は美女化していくのか? どんな物語なのだろう?とわくわくしました。

女装は今までしたことがなかったので不安もありましたけど、高揚して撮影がとても楽しみでした。

――原作の感想

初めに、絵の綺麗さに驚きました。設定にも驚きました。そこには光を纏っていてどんな物語が待っているのだろうとワクワクしました。

そして、表情が豊かで骨格など、とても繊細に緻密に描かれていて、何かを装うことは誰しも皆自然にするもので、そこの曖昧さや、女装を通して何者にもなれなかった主人公が自己肯定をしていく様にとても勇気づけられました。

思わず笑ってしまう描写も多くて、あっという間に最新話まで読んでしまいました。

――自身が思う“斉藤晴臣”とは?

晴臣は、自己肯定感が低くて、赤面症。赤面症に関しては10年以上のトラウマがあって。女性と話すとあがってしまい言葉が出てこない。

彼が見ている世界は一方的で、プライドが少し高くて、被害妄想がとても激しく、それでも迷いながらもがきながら何とか自分を変えたいと思い、一生懸命で。人を大切に思う優しさを持った人だと思います。

スピカドールの人たちが寛大な優しさに溢れていたというのもありますが、その思いやりがあるからこそ憎めなくてほっとけないどこか背中を押したくなる人なんだと思います。

――視聴者へメッセージ

ここ数年、性の多様性について認め合おうという動きが強まり、そういった作品が増えてきたように思います。

自分自身のことを発信できる、他者と繋がれる物が沢山増えた中で、自分の居場所があるようで、ないような気がしています。

この作品は壁を作り籠っていた人間が、対話と自問自答を繰り返して成長していく、本当の意味での対話の素晴らしさが詰まっている作品です。

女装を通して1人の青年が他者を受け入れ、感謝し、自分以外の誰かを大切に思い成長していく物語です。

女装をして、何者にもなれなかった人が何者かになれたような気がして、他者の喜びになって。見た目が変わると中身も変わる。そんな普遍的なことが優しく描かれている物語です。

この作品のおかげで、晴臣を通して人としても役者としても、人と向き合うこと、受け入れることの大切さを改めて教えてもらいました。そんな作品を思いやりに溢れたキャストとスタッフの方々と大切に作りました。

小さな幸せや気づきが散りばめられた楽しいドラマです。どうか、沢山の人に、届いたらいいなと思っています。是非、ご覧ください。

【原作者:愛染マナ】

ドラマ化していただけるなんて本当にびっくりで、全然実感が湧いていなかったのですが、脚本をいただいて実際撮影現場にお邪魔すると、こんなに沢山の方が作って下さってるんだ!と圧倒されました。

こだわって下さったメイクや衣装、お店のメニューなどの小道具にも注目していただけると嬉しいです。

そして一番は“美女達”。楽駆さんはじめスピカドールのメンバーみんな、とっても可愛いので、私も一視聴者として彼らに会えるのを楽しみにしています!

【プロデューサー:小松幸敏氏(テレビ東京)】

この原作を読んだ時に一番感じたのは「キッカケさえあれば人は変われる」。

自分では決して選ばない選択でも、誰かの後押しや流れに任せてみると意外と良い結果につながることがある、その変化はさらに自分自身も成長させるチャンスだと感じました。

女装がメインテーマですが、このドラマの主人公・晴臣の成長と奮闘する姿を見て、外見だけじゃなく、価値観や考え方を少し変えてみようと思って貰えるキッカケになれば嬉しいです。

踏み出す一歩は小さくても大きな変化につながる、止まらない女装男子の青春群像劇! 是非お楽しみに!

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