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ニュース 2023年1月25日(水)20:00

「すずめの戸締まり」ベルリン映画祭コンペ部門に出品 日本アニメとしては「千と千尋の神隠し」以来21年ぶりの快挙

新ポスタービジュアル

新ポスタービジュアル

(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会

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新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」(英題:「Suzume」)が、第73回ベルリン国際映画祭(2月16日~26日)のコンペティション部門に正式出品されることがわかった。

新海監督の約3年ぶりとなる新作「すずめの戸締まり」は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)の解放と成長を描く冒険物語。原菜乃華がすずめ、「SixTONES」の松村北斗が、災いをもたらす扉を閉める“閉じ師”の青年・宗像草太(むなかた・そうた)の声を務める。1月22日までの73日間で観客動員数963万人、興行収入128億円を突破している。

ベルリン国際映画祭は、1951年からドイツ・ベルリンにて毎年2月に行われている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭と並ぶ“世界三大映画祭”の一つとして数えられている。最高賞の金熊賞は、コンペティション部門に選出された作品のみしか獲得できない賞であり、日本作品では、1963年に公開された今井正監督作「武士道残酷物語」、2002年に公開された宮崎駿監督作「千と千尋の神隠し」の2作品が受賞している。

日本アニメーションとしては「千と千尋の神隠し」以来、21年ぶりのコンペティション部門選出。映画祭には、新海監督と、ヒロイン・岩戸鈴芽を務めた原がレッドカーペット、そしてプレミア上映に参加する予定だ。今回の発表に伴い、2人はコメントを発表している。

新海監督「『すずめの戸締まり』は、十二年前に日本で起きた巨大な出来事が物語の根底にあります。この映画が海外の観客にどのように映るのか、なにが伝わり、なにが伝わらず、なにを共有し得るのか。私たちの創作が外部からはどのように見えるのか。それを自身の耳目で確かめる好機をいただけたと考えています。ここまで導いてくれたスタッフたちの才能と尽力、そして応援してくださった皆さまに、心より感謝します」

原「私自身、海外に行くこと自体初めてで、それも、歴史あるベルリン国際映画祭にすずめの戸締まりチームで行くことが出来るなんて、とても光栄で、夢のようです。改めて『すずめの戸締まり』という作品に携わることが出来て嬉しく思います。映画祭で直接世界中の方々のお声を聞くことがとても楽しみです。『すずめの戸締まり』が世界中で愛されますように!」

また、大ヒットを記念した新ビジュアルも解禁された。壮大な草原をすずめと草太が幼い少女と手をつないで歩く後ろ姿と、2021年12月発表のティザービジュアルで登場して以来、作品を象徴するもう一人の主役として描かれてきた「扉」の姿も。日本各地を巡ったすずめと草太の旅からの帰還を感じさせるビジュアルに仕上がっている。

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作品情報

すずめの戸締まり

すずめの戸締まり 5

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつん...

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