2023年4月6日(木)12:00
仏アニメ監督ミッシェル・オスロ最新作「古の王子と3つの花」7月21日公開
「ファラオ「美しき野生児」「バラの王女と揚げ菓子の王子」という3つの物語で構成
(C)2022 Nord-Ouest Films-StudioO - Les Productions du Ch'timi - Musee du Louvre - Artemis
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「キリクと魔女」「ディリリとパリの時間旅行」などで知られる、フランスを代表するアニメーション監督ミッシェル・オスロの最新作「Le Pharaon, le Sauvage et la Princesse(原題)」が、「古の王子と3つの花」の邦題で、7月21日から公開されることが決定。あわせて、エジプトの神々とともに3つの国の王子と王女の姿が切り取られ、花がちりばめられた、美しい世界観が垣間見えるポスターも披露された。
本作は、勇気と知恵を糧に、非暴力で自分の人生を逆転させていく3人の王子のエキゾチックな物語。エジプトからフランス・オーベルニュ、そしてオスマン・トルコ帝国へ――3つの都と、古代・中世・18世紀という3つの時代が描かれる。ルーブル美術館とのコラボレーションで制作された、古代エジプト・クシュ王国の王子が上下エジプトを統一し、黒人初のファラオとなる「ファラオ」。理不尽な城主である父に逆らった、中世フランスの王子を描く「美しき野生児」。千夜一夜物語から着想した、イスタンブールが舞台の豪華絢爛な物語「バラの王女と揚げ菓子の王子」という3つのストーリーで構成されている。
クシュ王国の王子は、ナサルサとの結婚を認めてもらうため、エジプト遠征の旅に出る。そして神々に祈り祝福されながら、戦わずして国々を降伏させ、上下エジプトを統一。最初の黒人ファラオとなり、無事ナサルサと結ばれる。中世フランスの酷薄な城主に追いやられた王子は、地下牢の囚人を逃がした罪で森に追放される。数年後、美しき野生児として城主に立ち向かい、お金持ちから富を盗み貧しい人々に分け与え、囚人の娘と結ばれる。モロッコ王宮を追われた王子はバラの王女の国へと逃げ込み、雇われたお店の揚げ菓子を通じて、国から出たことがない王女と出会う。ふたりは秘密の部屋で密会し、宮殿を抜け出して、自分たちで生きていくことを決意する。異なる都市と時代に生きる王子たちは、自分を信じることで運命を変え、幸福を手にする。
「古の王子と3つの花」は、7月21日から東京のYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。
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