2023年6月12日(月)13:00
第2回新潟国際アニメーション映画祭24年3月開催決定、コンペティション作品のエントリー開始
長編アニメーション映画のコンペティション部門を持つアジア最大の祭典
イメージを拡大
今年3月17日~22日に行われた、長編アニメーション映画のコンペティション部門を持つアジア最大の祭典である第1回新潟国際アニメーション映画祭。このほど、第2回の開催が2024年3月15日~20日に決定し、併せてコンペティション部門の作品エントリー開始が発表された。
国内外から新潟に多くのアニメーション映画関係者やファンを集めた第1回新潟国際アニメーション映画祭は、「機動警察パトレイバー the Movie」「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」などで知られ、ジェームズ・キャメロン、ウォシャウスキー姉妹、ギレルモ・デル・トロ、クエンティン・タランティーノ、スティーブン・スピルバーグら世界の錚々たる監督達が惜しみない賛辞を贈る押井守監督を審査委員長に迎え、世界15カ国からエントリー、10本の長編作品が参加した「コンペティション部門」を軸に、その他の部門併せ約50本の作品を紹介した。
また、国内外のアニメーション映画関係者がアニメ―ションを学ぶ学生たちのためのマスタークラスを行った世界初の「タレントキャンパス」、多彩なゲストによる多くの講座が組まれた「FORUM部門」など、充実した各プログラムで、多角的にアニメーション映画を検証する貴重な機会となった。会期中には、押井監督をはじめ、大友克洋監督、りんたろう監督、片渕須直監督、渡辺信一郎監督,磯光雄監督、永野護監督など日本アニメーション界を代表する人気監督らが集結、トークイベントを通じて、自身の作品を語るなど参加者も至近距離でリアルな対話を体験できることも大きな話題を集めた。
海外への窓口となる世界港を有する新潟は、17世紀末から日本海側最大の港湾商業都市として発展し、19世紀には江戸を凌ぐほどの都市といわれた。また、多くの著名なマンガ家、アニメ・クリエーターを輩出し、2012年から10年間、「マンガとアニメを活用した街づくり構想」を実施、継続的なイベントとして「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」(来場者約5万人)、1996年から全国対象の「にいがたマンガ大賞」も実施。また、「新潟市マンガ・アニメ情報館」や蔵書1万冊を誇るマンガ図書館「新潟市マンガの家」を運営、マンガ家志望者のための家賃補助施設「トキワ荘」、そしてマンガ雑誌編集部と結んだ無料「ON LINE添削」を実施するなど、日本有数のアニメ都市でもあることから、本映画祭の開催地に選ばれた。
また、村上春樹の短編を基にした「めくらやなぎと眠る女」がグランプリを受賞、現在公開中の「プチ・ニコラ パリがくれた幸せ」などの話題作がいち早く上映された第1回目のコンペティションに続く、第2回のコンペティション部門の作品募集が6月11日からスタートした。
数土直志プログラミング・ディレクターは、「第1回開催では国内外から予想を超えるほどの反響を得た新潟国際アニメーション映画祭は、2024年3月にさらに大きく羽ばたきます。映画祭の中心となる長編コンペティション部門では、より広い地域、幅広い作品のエントリーをお待ちしております。そして第1回の経験を発展させ、世界中から集まる多様な映画からなる、より充実した内容でお届けします。第2回を迎える新潟にご期待ください!」と意気込みを語っている。作品応募方法、映画祭の情報は公式HPで随時発表される。
▼エントリー作品募集の詳細
1.映画祭開催期間:2024年3月15日(金)~3月20日(水)
2.作品募集期間:2023年6月11日(日)0時~
3.応募条件:40分以上(エンドクレジットを含むトータル時間数)のアニメーション作品。
手法は問わない。
4.2022年以降に完成した作品であること。
5.日本語・英語以外を用いる作品は、応募時に英語字幕が付いていること。
6.過去に当映画祭にエントリーをしたことがないこと。
イベント情報・チケット情報
- 第2回新潟国際アニメーション映画祭
-
- 開催日
- 2024年3月15日(金)
- 場所
- 新潟県
関連するイベント情報・チケット情報はありません。