2023年8月31日(木)08:00
浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」劇場アニメが前後編で来春公開
劇場アニメーション超ティザービジュアル
(C)浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
イメージを拡大
浅野いにお氏の漫画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」が劇場アニメ化され、2024年春に前後編の2章立てで公開されることが決定した。同作は今年3月にアニメ化決定が報じられていた。
「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で2014~22年に連載された原作は、第66回小学館漫画賞の一般向け部門や、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞した人気作。東京上空に突如“侵略者”たちの巨大な“母艦”が出現して3年後、女子高生の小山門出と中川凰蘭(通称:おんたん)が、終わりを迎えないまま絶望が日常に溶け込んでしまった世界で、青春の日々を送る姿を描く。原作単行本は全12巻。
原作コミックス1巻書影
イメージを拡大
監督に「ぼくらのよあけ」の黒川智之を迎え、シリーズ構成・脚本を「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の吉田玲子、キャラクターデザイン・総作画監督を「夜は短し歩けよ乙女」の伊東伸高、美術監督を「台風のノルダ」の西村美香、音楽を「ユーリ!!! on ICE」の梅林太郎が担当。アニメーション制作は「地球外少年少女」のProduction +h.が担う。
伊東による描き下ろし超ティザービジュアルも公開された。門出とおんたんが校舎の屋上でたそがれているという一見ごく普通の日常風景が切り取られているが、彼女らの上空には巨大な母艦が鎮座しており、作品の世界観を象徴するイラストとなっている。
スタッフ陣のコメント全文は以下のとおり。
【黒川智之(監督)】
「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」がついにアニメ化!
「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」がついにアニメ化!
「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」がついにアニメ化!
大事なことなので3回言いました。
門出、凰蘭が動く、しゃべる!
ご期待ください。
はにゃにゃフワ~!
【吉田玲子(シリーズ構成・脚本)】
誰もが、未来も、明日のことすらわからないまま、今を生き続けなければならない。
何て不確かで、何と不安な時間の連続。そんな日々を生き抜くには、一緒に生きていく誰かが何かが必要なのかもしれない。そのことをたぶんこの作品に登場する彼女たちは無意識下でわかっている。
見えない今を生きる彼女たちと、しばし同じ時間を過ごしていただければと思います。
【伊東伸高(キャラクターデザイン・総作画監督)】
キャラクタに関して、解釈の違いの修正はもちろん、新しい要素の提案なども浅野氏からいただいて、原作の雰囲気を残しつつ新しいデザインになっています。そのあたりも観てほしいなと思います。
【西村美香(美術監督)】
浅野さんの作品の中でも特に背景が大好きな私が、この作品を受けてもいいのかとても迷いました。
しかし、ファンとしての目線を忘れずに原作の世界観を損なわない作品を私自身が見たいと思いました。
原作を愛する最高のチームで制作中です。ぜひ本編の背景もお楽しみいただけたらうれしいです!
【梅林太郎(音楽)】
多くのファンの方々に愛されるこの作品に携るということ、大変に身の引き締まる思いです。
浅野さんが作品に込めた思いの一助となれるよう、取り組ませていただきたく思っています。
作品情報
-
3年前の8月31日。突如巨大な『母艦』が東京へ舞い降り、この世界は終わりを迎えるかにみえた― その後、絶望は日常に溶け込み、大きな円盤が空に浮かぶ世界は今日も変わらず廻り続ける。 友情と初恋と終...
フォトギャラリー
フォトギャラリーへ