鳥山明原作「SAND LAND」未公開カット＆“新章”加えてシリーズ化　ディズニープラスで来春配信開始

鳥山明がシリーズのために考案した、映画に続く“新章”も加わる

(C)バード・スタジオ／集英社 (C)SAND LAND製作委員会

イメージを拡大

「ドラゴンボール」の鳥山明氏による名作コミックを長編アニメーション化し、8月に劇場公開された「SAND LAND」（監督：横嶋俊久）に未公開カットを加えてシリーズ化した「SAND LAND: THE SERIES」が、2024年春にディズニープラス「スター」で世界独占配信されることが決定。映画では描ききれなかったカットや原作の名シーン、さらに鳥山氏本人が、本シリーズのために考案した、映画に続く“新章”も加わることになった。

舞台は、魔物も人間も水不足に苦しんでいる砂漠の世界・サンドランド。悪魔の王サタンの息子で、“極悪の悪魔”を自称しているが少年のように純粋な心を持つ王子ベルゼブブは、盗みが得意で物知りなお目付け役の魔物シーフや、正義感あふれる人間の保安官ラオとともに、広い砂漠のどこかにあるという「幻の泉」を探す旅に出る。

バンダイナムコエンターテインメントと集英社が、「SAND LAND」を多面的に展開する「SAND LAND project」を始動させ、そのプロジェクトの第1弾として、「SAND LAND」が映画化された。アニメ制作を手がけるのは、「機動戦士ガンダム」「ラブライブ！」シリーズなどで知られるサンライズ。さらに、3DCGを独自の技術で2Dセル画のように仕上げる作風を生み出したアニメスタジオ・神風動画、ハイクオリティな3DCGアニメを得意とするANIMAが加わるという、精鋭チームのタッグで完成に至った。

主人公の“ワル”だけどピュアな悪魔の王子・ベルゼブブを「小林さんちのメイドラゴン」の田村睦心が演じるほか、ジェイソン・ステイサムの吹き替えで知られる山路和弘がラオ、「ONE PIECE」シリーズのチョーがシーフを担当。鶴岡聡（アレ将軍役）、飛田展男（ゼウ大将軍役）、大塚明夫（大魔王サタン役）、杉田智和（スイマーズ・パパ役）ら実力派が集結している。シリーズ化決定に合わせ、ベルゼブブ、ラオ、シーフらを乗せたジープが、砂埃をあげながら砂漠を疾走するティーザーキーアートが公開された。

「SAND LAND: THE SERIES」は、24年春にディズニープラス「スター」で世界独占配信。