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イベント 2023年12月13日(水)12:00

実写とアニメを融合した「ワンダーハッチ」萩原健太郎監督、リアリティ重視で1から言語を作成

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「ワンダーハッチ 空飛ぶ竜の島」配信記念ワールドプレミアが12月11日、都内で開催され、主演を務める中島セナと奥平大兼をはじめ、エマニエル由人、津田健次郎、森田剛、萩原健太郎監督が出席した。

ディズニーによる、実写で描かれる「現実世界」と、アニメで描かれる「ドラゴンが住む異世界・ウーパナンタ」を舞台に物語が繰り広げられる冒険ファンタジー。生きづらさを抱えていた女子高生ナギ(中島)と、ドラゴンライダーたちが活躍する異世界からやってきた落ちこぼれドラゴンライダーの少年タイム(奥平)が出会い、二つの世界を襲う危機に立ち向かっていく姿が描かれる。

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完全オリジナルストーリーで描かれた本作。萩原監督は本企画について「最初は画一的な少年漫画の世界のキャラクターが、いろいろな価値観がぶつかる現実世界に現れたときに、どういう成長をたどっていくのかを観てみたいと思った」という。さらに、「アジア発のファンタジー」というキーワードを大切にし「ドラゴンの表現も西洋のドラゴンだけではなく、東洋の竜を合わせたり、衣装もアジアの少数民族のものをモチーフにしたりしました」とこだわりを明かす。

またアニメの世界にリアリティを持たせるため、「ウーパナンタ」で使われている言語も、言語学者と共に文法など1から構築したという。そんな言語を話すキャラクターを演じた奥平は「ウーパナンタ語は、いまでも分からないことがあるぐらい難しかった」と1つの言葉をマスターする難しさに言及する。

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奥平が扮したタイムは15年間「ウーパナンタ」で生活をしていた少年であるため、架空の言語をすらすらと話すことができるように「ただしゃべるだけではなく、しっかり感情を乗せられるように、訓練しました。いままでにない挑戦でした」とすがすがしい表情で語っていた。

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またアクションシーンも見どころのひとつ。ウーパナンタで知らない人はいないと言われる伝説のドラゴン乗りのスペースを演じた森田は、現実世界では柴田と名乗り、コンビニでアルバイトをするキャラクターだ。劇中ではハードなアクションシーンも披露する。森田は「それぞれの思いがぶつかるアクション。泥臭くパワフルに……という思いで、吊られたり、引っ張られたりの日々でした。アクションチームの皆さんがみんなオジサンなので、ヒイヒイ言いながら頑張っていました」と撮影を振り返っていた。

奥平と共に主演を務めた中島は、現実世界で生きる女子高校生・ナギを演じた。中島はアニメパートには参加していなかったそうで、「完成版を観て、(ドラゴンの)ガフィンがとても可愛く動いていて楽しかったです」と語っていた。

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