時代劇アニメ「明治撃剣-1874-」1月14日からBS松竹東急で無料放送　中村悠一、三上哲、黒沢ともよ、Lynnら出演

(C)2024 Crunchy Onigiri, LLC

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オリジナル時代劇アニメ「明治撃剣-1874-」の無料放送が1月14日からスタートすることが決定した。中村悠一、三上哲、黒沢ともよ、Lynnらが出演する。PVも公開されている。

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物語の舞台は、大政奉還から7年を経た1874年（明治7年）の東京。明治政府が欧米列強国に追いつくべく富国強兵策を推し進めるなか、刀を捨てて戊辰戦争で行方不明となった許嫁の鹿又澄江を捜す元会津藩士の折笠静馬は、ひょんなことから政府高官の暗殺計画を阻止した手腕を買われて、新設されたポリス（警視庁）の一員に選ばれる。一方、凄腕の隻眼の剣士・修羅神狂死郎は、武士の世を復活させるべく政府転覆を企てる黒幕と通じるヤクザ・守屋組の客人となり、組のなかで着実に地位を固めていく。やがて2人のドラマは、壮大な陰謀をめぐって交差することとなる。

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戊辰戦争当時は官軍から「会津の鬼殺し」として恐れられた剣の達人・静馬役を中村、長ドスの使い手で常に冷静沈着な無宿浪人の狂死郎役を三上が担当。芸者として名をはせながら「御前」と呼ばれる謎の人物の指令により新政府関係の邪魔者を暗殺する雛鶴を黒沢、日系人ジャーナリストで英国公使・パークスの手先となって諜報的な活動も行う黒木せんりをLynnが演じる。また、西洋文明に傾倒する新政府を嫌い、新政府の要人暗殺や政治混乱を引き起こそうとする御前こと平松武兵衛役を山路和弘、大日本撃剱会の出場者で、かつては新選組で齋藤一と名乗っていたポリスの密偵・藤田五郎役を興津和幸、大日本撃剱会に参加する男装の女剣士で、辻斬り事件の犯人と疑われる中澤琴役を園崎未恵が務める。そのほか守屋龍三役で宝亀克寿、川路利良役で飛田展男、小山内秀信役で上田燿司、小梅役で佐藤みゆ希、緑川順平役で粕谷大介、ダリオ役で青木瑠璃子、幻丞役で松山鷹志、愚円役で蓮岳大、大久保利通役で咲野俊介が出演する。

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監督は「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」の玉村仁、シリーズ構成は「よくわかる現代魔法」の戸塚直樹、キャラクターデザインは「アリスと蔵六」の錦織成と「アンゴルモア元寇合戦記」の小峰正頼、音楽は「オーバーロード」の片山修志が担当する。制作スタジオは「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」を手がけた、つむぎ秋田アニメLab。

PVは戊辰戦争を生き延びた静馬が、明治の世で新たな暮らしを営む場面からスタート。狂死郎や雛鶴、せんりをはじめ、多数のキャラクターがボイス付きで登場している。

無料放送はBS松竹東急（BS260ch）で1月14日午後11時から開始。dアニメストアでは、同日午後11時30分から先行配信を実施する。Amazon Prime Video、ABEMAほかでの配信は1月17日午後11時30分から。

スタッフからのコメント全文は以下のとおり。

【玉村仁（監督）】
「明治撃剣-1874-」にて監督を務めさせていただきました。玉村です。
この作品は日本の代表的な文化の一つである「時代劇」が持つ娯楽のエッセンスを存分に織り込んで大事に演出をして作り上げました。
・御一新という転変を経ても尚、過去に囚われたキャラクターたちが織りなす群像劇
・新たな秩序を築き上げていく政府と、それを転覆させようと暗躍する数多の顔役たちとの組織劇
……等々といった一見複雑な要素が多い作品に見えますが、本質は新時代を迎え未成熟な社会のなかで右往左往する人々を描いた人間ドラマです。
キャストの皆さんの味わい深い熱演や、毎話展開される多様なチャンバラ活劇にもご期待ください！

【戸塚直樹（原案＆シリーズ構成）】
こんにちは！　原案＆シリーズ構成の戸塚です。
昨今の時代劇の定番といえば、妖怪変化などが登場する奇想天外な物語、または史実に忠実で重厚な物語、この真逆の2つが広く楽しまれています。
本作「明治撃剣-1874-」は、その間にある嘘と真のグレーゾーンを狙った痛快エンタメ時代劇です。
物語は明治7年、時代の転換期まっただなかの日本に警察組織が誕生する前日から始まります。
ポリス、サムライ、ニンジャ、ヤクザ、ゲイシャ……さまざまな思惑を秘めたキャラクターたちが東京を舞台に激突します。どうぞ頭を空っぽにしてお楽しみください。

【片山修志（音楽）】
「明治撃剣-1874-」の舞台は、武士の時代が終わり近代国家としての日本に移り変わろうとしている、まさに激動の東京です。
そのような時代に生きた人々の人生を想像しながら、劇中の音楽を書きました。
くしくも音楽の制作時期に世界中で疫病が流行り、自分自身も時代のうねりのようなものを日々感じながら制作を進めたことを覚えています。
大きな変革のなかで巻き起こる静間と狂死郎のドラマ、そしてアクションシーンが見どころなので、視聴者のみなさんと一緒に楽しみたいと思います！

【櫻井司（アニメーション制作：つむぎ秋田アニメLab代表／原案）】
「明治劇剣-1874-」のプロデューサーと原案を担当させていただきました、つむぎ秋田アニメLabの櫻井です。
当社は当時できたばかりでしたが、完全オリジナルアニメを作る機会をいただき、関係者各位には改めて感謝申し上げます。
本作ですが、日本の明治時代を舞台にして、日本以外の視聴者様にも見ていただける大人のドラマとして作ってほしいとのオーダーがありました。グローバル時代が終わる時に、グローバル時代の初めを描くことに運命を感じたのを今でも覚えています。設立間もない会社が挑むにはかなりの背伸びが必要でしたが、スタッフ一同の頑張りでなんとかやり切れたと思います。
全10話、皆様に見ていただけると幸いです！