2024年7月14日(日)21:00
阿部サダヲ&芦田愛菜、「マルモのおきて」以来10年ぶりに再共演 実写映画「はたらく細胞」で人間の父娘役
俳優の阿部サダヲと芦田愛菜が、人気漫画を実写映画化する「はたらく細胞」に出演し、人間の父娘を演じていることがわかった。大ヒットドラマ「マルモのおきて」のスペシャル版「マルモのおきて スペシャル2014」以来、実に10年ぶりに父と娘としての再共演が実現。阿部は「以前は『愛菜ちゃん』って呼んでいたのですが、いまや『芦田さん』ですね(笑)」とコメントしている。
本作は、細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』(著者:清水茜、講談社「月刊少年シリウス」所載)を実写化。永野芽郁と佐藤健が主演を務め、永野が赤血球、佐藤が白血球(好中球)を演じる。監督は、「テルマエ・ロマエ」「翔んで埼玉」の武内英樹。
今回、清水茜氏の「はたらく細胞」に加え、原田重光・初嘉屋一生・清水氏が手掛けたスピンオフ作品「はたらく細胞BLACK」の2作品が本作の原作となり、シリーズ史上初となる“人間の世界”が映像で描かれることが明らかになった。
(C)清水茜/講談社 (C)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 (C)2024映画「はたらく細胞」製作委員会
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人間の世界に登場するキャラクターとして、不摂生にもほどがある父・漆崎茂(うるしざきしげる)を阿部、健康優良な女子高生の娘・漆崎日胡(うるしざきにこ)を芦田が演じ、体内環境に明らかに差がある父娘役で出演する。
妻を早くに亡くし、娘・日胡と二人暮らしの茂は、不規則な生活を送り、ジャンクフード・酒・たばこが大好き。茂の体内では、ブラックな労働環境に疲弊しきった細胞たちが文句を言いながらも奮闘している。一方、日胡は高校に通いながら献身的に家事も行い、不摂生な茂の健康を心配している。日胡の体内には永野(赤血球)&佐藤(白血球・好中球)の主演コンビほか、さまざまな細胞たちが、日胡の健康を守るため日夜はたらいている。親子なのにあまりにも環境の違う2人の体内世界の対比が、コミカルに、時にドラマティックに描写されていく。
武内監督は、阿部のキャスティングについて「不健康な父親をコミカルに演じていただける方、ということですぐに思い浮かんだのが阿部さんでした」と説明し、芦田に関しては「不健康な父を気遣うしっかり者の高校生の娘役は、かねてからこんな娘がいたらいいなと思っていた芦田さんにオファーしました」と明かす。
あわせて最新予告編映像、キャラクタービジュアルがお披露目され、公開日は12月13日に決定した。予告映像には、阿部が「一番の見せ場だと思って力を入れました」と語る、茂の体内(肛門)に未曽有の危機が訪れる様子も収められている。
本作のアクション演出は大内貴仁(『るろうに剣心』『幽☆遊☆白書』)、CG制作は白組が担当。4人のキャスト以外に、残り13人の豪華キャストが今後発表される。
阿部、芦田、武内監督のコメント全文は、以下の通り。
■阿部サダヲ(漆崎茂役)コメント
体の中の細胞たちの働きが分かりやすく描かれるので、出演して非常に勉強になりました。
原作漫画は大人だけでなくお子さんにも人気があると聞いていますし、映画もご家族で楽しく観ていただける作品になると思います。
娘役の芦田愛菜さんとは久しぶりの共演で、以前は「愛菜ちゃん」って呼んでいたのですが、いまや「芦田さん」ですね(笑)以前とは全然違っていて、とても大人になった感じがしました。
昔から演技もお喋りもお上手でしたが、今回共演して、改めて感心しました。
どんどんスキルが上がっている俳優なんだなと、実感しました。
実は、細胞役を演じられた俳優の皆さんとは撮影でお会いすることができなかったので、どういう世界観になっているのか、完成した作品を観るのがとても楽しみです。
■芦田愛菜(漆崎日胡役)コメント
原作は、高校で免疫の勉強をしていた時に先生から勧められて読んだことがあり、以前から知っていました。
面白くてタメになるし、すごく好きな作品だったので、参加させていただけると聞いてとても嬉しかったです。
細胞たちの特徴や擬人化のされ方などが知れば知るほど、あっ!そうだよな、なるほどな、と思うところがすごく多かったです。
阿部さんと久しぶりに共演することができて、とても嬉しかったです。
掛け合いのシーンでは、本当の親子のような安心感の中でお芝居をさせていただけて、すごく楽しかったです。
■武内英樹監督 コメント
原作では体内のお話だけですが、映画では体の持ち主である、漆崎親子のドラマも描くことになり、不健康な父親をコミカルに演じていただける方、ということですぐに思い浮かんだのが阿部さんでした。
不健康な父を気遣うしっかり者の高校生の娘役は、かねてからこんな娘がいたらいいなと思っていた芦田さんにオファーしました。
また、10年ぶりに芦田さんと阿部さんが共演して、成熟した親子像を見られたら夢のようだ、とお二人とご一緒するのを楽しみにしていました。
お二人のお芝居を演出していると、昔の関係性と今の関係性がオーバーラップして、本当の親子みたいで胸が熱くなりました。
芦田さんは、等身大の女子高生らしさも、父親思いのしっかり者の日胡もリアリティをもって演じてくださり、阿部さんは、そんな娘の笑顔のために全力を尽す茂を、チャーミングに演じてくださいました。
細胞たちの活躍だけでなく、漆崎親子のドラマにもご期待ください。
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