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ニュース 2024年7月25日(木)12:00

「チ。―地球の運動について―」10月からNHK総合で放送開始 坂本真綾、津田健次郎、速水奨が主要キャストに

ティザービジュアル

ティザービジュアル

(C) 魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会

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2022年にマッドハウス制作によるアニメ化が発表されていた漫画「チ。―地球の運動について―」が、テレビアニメとして10月からNHK総合テレビでスタートすることが分かった(毎週土曜午後11時45分から放送予定)。主要キャストとあわせて、ティザービジュアルとPVも公開されている。

(C) 魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会

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12歳で大学に飛び級入学した天才少年・ラファウ役を坂本真綾、異端審査官のノヴァク役を津田健次郎、謎の学者・フベルト役を速水奨が演じる。

(C) 魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会

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同作は、魚豊氏が「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で連載した漫画が原作。15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた真理だった地動説を証明することに自らの信念と命をかけた者たちの物語が描かれる。

(C) 魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会

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PVは、ラファウの「この世はバカばっかりだ」という独白からはじまり、ノヴァクの「この世の平穏を乱すような研究はみすごせない」、フベルトの「宇宙がどういうかたちをしているか知っているか」というセリフを紹介しながら、ラファウの「今から地球を動かす」という言葉で締めくくられている。

原作者、キャスト陣からのコメント全文は以下のとおり。

【魚豊(原作)】
Q1. アニメ化をお聞きした際の感想
純粋にとても嬉しかったです。
アニメ化は1つの夢でしたが、いざ決定した制作会社さんや、それ以外のスタッフ、キャスト、放送局、音楽などをお聞きすると、全て「本当に?」と疑うくらい好条件で、いまだに夢のままの様で、現実感がありません。
あとマッドハウスさんは、学生時代毎週通っていた友人宅の近くにあったので、アニメの話を聞くたびに学生時代が想起されて、色々と感慨深いです。

Q2. アニメに期待している事漫画は良くも悪くも個人作業の面が強く、かなりの事を"自分ごと"に出来てしまうので、だからこそ、他のメディアに移された時に、自分のものでなくなる様な感覚を期待しています。
切り離された他人事として見られる気がして、それがとても嬉しいです。

Q3. ファンに向けて一言
原作が完結して2年経ちますが、製作陣の皆様によってフレッシュに"再生"させていただきましたアニメ版「チ。」を、僕もみなさまと同じ一視聴者として、とても楽しみにしています。
絶対面白いです!

坂本真綾(ラファウ役)】

Q1、原作・台本を読んだ時の感想
もともと原作の大ファンで、大きな感動をいただいていました。オーディションのお誘いをいただいた時には嬉しさと興奮、そして、まさかのラファウ役?! と衝撃を受けました。難しい役どころであるとわかっていたので緊張しました。

Q2. 演じられたラファウについて
この壮大な物語の起点を担う、大事な役割を持ったキャラクターです。彼自身の中に湧き起こる葛藤や欲求を視聴者の皆さんが一緒に体験して“知”への渇望を共有してもらえるように、序盤は特に親しみやすさを重要視して演じました。

Q3. ファンに向けて一言
ラファウ役を女性が演じることを意外に思う方もいるかもしれません。でもオーディションを受けて選んでいただいたからには、これぞラファウだと思っていただけるような仕事をしなければと、原作ファンのひとりとして使命感を持って臨みました。違和感なく楽しんでいただけると信じています。

津田健次郎(ノヴァク役)】

Q1、原作・台本を読んだ時の感想
命懸けで地動説に挑む主人公達と弾圧していく体制側の人間達の強烈なドラマ。感動しました。夜空を見上げる事が神聖な行為に思える程に。そして、タイトルの深さよ。

Q2. 演じられたノヴァクについて
なんとも魅力的な悪役です。この物語世界における冷徹な正義の執行代理人であり、子煩悩な家庭人。強い意志で任務を遂行しながらも、根源的な問いや世界の常識の変革に翻弄される脆弱さも持つ個性は、演じていて楽しいです。

Q3. ファンに向けて一言
命懸けで自分の信じたものを貫く強さ、人間達の強烈なドラマ、簡単には掴めないテーマ、様々な要素を孕んだエンタテイメントです。是非ご覧下さい。

速水奨(フベルト役)】

Q1、原作・台本を読んだ時の感想
信仰が権威を持ち、真実よりも為政者の都合が優先される世界。
物語だけでなく、人間の集合体では良くある事。諦観の中、生きるか、それとも…
歯ぎしりするほどの悔しさ、悲しみを感じながら読みました。

Q2. 演じられたフベルトについて
怜悧な頭脳と、迸る情熱。圧政に屈することなく、いや理性では屈しても、真理を、解を希求する熱に冒され「地動説」に魅せられる。悲しくも、美しく、そして罪な研究者だと思います。

Q3. ファンに向けて一言
享受する娯楽作品ではありません。
心の痛みを共有して、想像の翼をいっぱい拡げて「チ」をご覧ください。

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