2024年9月8日(日)21:00
少女漫画「嘘解きレトリック」10月に実写ドラマ化 鈴鹿央士&松本穂香が月9初主演
鈴鹿央士と松本穂香が、10月期にフジテレビで放送される月9ドラマ「嘘解きレトリック」に主演することがわかった。鈴鹿と松本は本作が初共演となる。
原作は、「別冊花とゆめ」(白泉社)で2012年から18年まで連載されていた都戸利津氏の同名コミック(全10巻)。累計発行部数は100万部を超え、原作ファンの間では実写化を望む声も多くあがっていた。
ドラマ版では「ガリレオ」シリーズ(07~22)で演出を手掛けた西谷弘とプロデューサーの鈴木吉弘氏がタッグを組み、昭和初期という時代設定のもと、異色の男女コンビが難事件に挑むレトロ・ミステリーを描く。演出には永山耕三(「シャーロック」「モンテ・クリスト伯 華麗なる復讐」)、鈴木雅之(「マスカレードホテル」シリーズ、「HERO」シリーズ)も名を連ね、脚本は武石栞、村田こけし、大口幸子が担当する。
(C)都戸利津/白泉社 (C)フジテレビ
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物語の舞台は、昭和初期の九十九夜町(つくもやちょう)。生まれ育った故郷の村を出た浦部鹿乃子(うらべ・かのこ/演:松本)だったが、空腹で行き倒れたところを貧乏探偵の祝左右馬(いわい・そうま/演:鈴鹿)に助けられる。鹿乃子は“人のウソが聞き分けられる能力”をもっており、そのために人々から疎まれてきたが、左右馬はその能力を「探偵として素晴らしく便利」と言い、行く当てのない彼女を探偵助手として受け入れる。
(C)都戸利津/白泉社 (C)フジテレビ
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今作でゴールデンプライム帯・連続ドラマ初主演を飾る鈴鹿が演じるのは、やたら鋭い観察眼を持つ、借金まみれの貧乏探偵の祝左右馬。家賃も払えず、日々の食事は行きつけの小料理屋でタダ飯を食べさせてもらっているほどの貧乏暮らしをしているが、推理とハッタリの能力に長けている。鹿乃子の能力ではわからない“人がウソをついた理由”まで考慮して推理し、左右馬と鹿乃子は互いの足りない部分を補い合いながら難事件を解決していく。
鈴鹿は「推理して事件を解決していく面白さもありますが、“信用”や“信頼”など、人と向き合うなかで大切なことが描かれています」と見どころを語り、「左右馬のセリフには考えさせられ、心が動く瞬間が僕自身読んでいてあるので、丁寧に演じていきたい」と意気込みを寄せた。
「JOKER×FACE」(19)以来のフジテレビ連続ドラマ主演となる松本は、人のウソを聞き分ける能力を持つ浦部鹿乃子役を担う。物心ついたころから、その能力のせいで故郷の村人から気味悪がられ、追われるように村を出た鹿乃子。自分のことを誰も知らない場所で力を隠して生きようと決めた鹿乃子だったが、左右馬の助手となり、自分の居場所を探していく。
松本は、「自分の個性を受け入れられなかった鹿乃子が、先生たちとの出会いによって少しずつ自分自身と向き合い、自分の道を見つけていく姿を丁寧に演じていけたら」と話し、「原作に忠実に、漫画の鹿乃子たちを参考にさせていただきながら、ドラマでも、あのほんわかとした空気感を大切にしていきたい」とコメントを寄せた。
「嘘解きレトリック」は、10月7日から毎週月曜午後9時から放送。初回放送は15分拡大となる。原作者の都戸氏、鈴鹿と松本、鈴木プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
【原作・都戸利津】
●ドラマ化決定を受けて
「和洋の文化が混ざり合ったレトロモダンな舞台、着物に眼鏡、探偵とご飯…自分の好きなもの見たいものをたくさん描いた作品なので、映像としてそれらが見られるのを楽しみにしています。重要な要素でありながら漫画でははっきり表現できなかった“音”も。今こちらに伝わっているドラマ制作陣の熱意が実を結び、ご覧いただくみなさんに楽しんでもらえますように」
【鈴鹿央士】
●今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
「月9にいつか出られる日が来るといいなと思っていたのですが、まさかこんなに早く、しかも主演で出させていただけるとは思っていませんでした。そして原作がとても面白いです。僕が演じる祝左右馬というキャラクターが魅力的な人間で、いまから撮影が楽しみです。この機会に感謝して全力で臨みたいです」
●原作、台本を読んで、今作の印象は?
「人のウソがわかる鹿乃子と推理とハッタリに長けた左右馬や、登場人物たちに個性があって面白いです。そして、物語の伏線や構成にも惹きつけられました。推理して事件を解決していく面白さもありますが、“信用”や“信頼”など、人と向き合うなかで大切なことが描かれています。僕自身考えさせられることもたくさんあり、いい作品だなぁと思います」
●月9初主演となります。意気込みをお聞かせください。
「前クールで、『海のはじまり』という本当にすてきな作品を作られていますし、今でも語り継がれる名作を残してきた枠なので、背筋が伸びる思いです。心強いスタッフ・キャストの皆様と一緒に楽しみながら、いい雰囲気で作品作りをしていきたいです」
●今作で初共演となる松本穂香さんの印象は?
「先日は舞台を観させていただきました。テレビや映画でもたくさん拝見していて、多彩な方だなという印象があります。リハーサルや取材でお話しをしていく中で、とても落ち着いていて、優しい言葉がたくさん出てくる方だなと思いました。作中では僕が引っ張っていく役だと思うので、いろいろお話ししながら楽しんで撮影できたらいいなと思っています。宜しくお願いします」
●演じるうえで心がけようとしていることはありますか?
「普段の過ごしている姿や推理の時の姿、左右馬の軽快さが作品のテイストに大きく関わってくると思うので、そこを大切に演じていきたいなと思っています。そして、左右馬のセリフには考えさせられ、心が動く瞬間が僕自身読んでいてあるので、丁寧に演じていきたいです」
●視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「時代設定も昭和初期だったりと今までの月9にはないようなものになっています。和と洋の文化が混ざり合う昭和初期特有の服装を再現するため、採寸をしてスーツを一から作っていただいたり、細かいところにもこだわりが詰まっています。皆様の月曜日に楽しみになるような作品を届けられるよう、チーム一丸となって頑張ります。お楽しみに~!!」
【松本穂香】
●今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。
「びっくりしました。“あの月9にわたしが!?”というような感じで思いもよらないお話だったので、正直ソワソワが止まりませんでした。と、同時に純粋にすごくうれしかったです」
●原作、台本を読んで、今作の印象は?
「人の繊細な部分がとても丁寧に描かれている作品だなと思いました。葛藤や苦しみもしっかりと伝わってくるんだけど、最後にはほっと笑顔になれる。根本的な人と人のつながりの温かさを感じられる物語だなという印象です」
●月9初主演となります。意気込みをお聞かせください。
「月9初主演という響きに正直ドキドキが止まりませんが、皆さんに楽しんでもらえるように精一杯頑張るのみです! 現場の皆さん達と穏やかに楽しく! それを心がけて最後まで走り切りたいです」
●今作で初共演となる鈴鹿央士さんの印象は?
「爽やかでふんわりとした優しい雰囲気をまとっていらっしゃる方だなという印象です。今回演じられる役とは対象的なイメージなので、鈴鹿さんが演じられる左右馬さんが、今から楽しみです!」
●演じるうえで心がけようとしていることはありますか?
「自分の個性を受け入れられなかった鹿乃子が、先生たちとの出会いによって少しずつ自分自身と向き合い、自分の道を見つけていく姿を丁寧に演じていけたらなと思っています。原作に忠実に、漫画の鹿乃子たちを参考にさせていただきながら、ドラマでも、あのほんわかとした空気感を大切にしていきたいです」
●視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「癒やしあり、笑いあり、時々キュン。そんなドラマにしていけたらいいなと思っています。皆さまに純粋に楽しんでいただける作品をお届け出来るよう、精一杯頑張ります!」
【プロデュース・鈴木吉弘氏】
●企画の経緯について
「都戸利津先生の原作漫画にはじめて出会った時、あまりの面白さに全10巻を一気に読み切ってしまいました。大正ロマンと昭和モダンの端境期という魅惑の時代設定の中で、最高級のミステリーが展開する。まさにレトロとトリックが絶妙のバランスで溶け合う、華麗にして説得力のある物語(レトリック)なのです。今回、この原作を鈴鹿央士さん、松本穂香さんという若々しい俳優たちと映像化出来ることになり、西谷弘監督の手によって、そこにどんな新しい世界が生まれていくのか、とてもワクワクしています」
●キャスティングについて
「繊細で優しい役柄が似合うイメージがある鈴鹿央士さんですが、僕は彼がふと見せる芯の強い表情がとても好きです。本作の主人公の探偵も、ひょうひょうとしながらも時に人としての器の大きさや、強さを見せる”頼れる男前”なので、鈴鹿さんに演じてもらえることが非常にうれしいです。松本穂香さんの映像作品や舞台作品をこれまでも数多く見てきて、非常に幅広い表現力を持つすてきな俳優さんだと思っていました。原作のイメージにぴったりで、松本さんの演じる鹿乃子のイキイキとした様子が、もう目の前に浮かんでいます」
●視聴者の皆さんへのメッセージ
「昭和初期を舞台とする本格ミステリードラマであり、極上のラブストーリーでもある『嘘解きレトリック』。長い月9の歴史の中で一度も見たことのない、未知の世界観のドラマがはじまります。『ガリレオ』シリーズを一緒に作ってきた信頼する監督やスタッフたちと、唯一無二の新鮮な魅力にあふれるドラマを作っていきたいと思います。どうぞご期待ください!」
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