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インタビュー 2024年10月2日(水)19:00

【「リゼロ」インタビュー】小林裕介&高橋李依が振り返る、スバルとエミリアの成長と絆 3rd seasonは「ベア子が……」

「Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」小林裕介&高橋李依にインタビュー!

Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season小林裕介高橋李依にインタビュー!

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Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season」が10月2日から放送開始となる。待望の新シーズンを前に、ナツキ・スバル役の小林裕介、エミリア役の高橋李依に、「2nd season」での忘れがたい場面や、スバルとエミリアの関係性の変化、「3rd season」の注目ポイントを聞いた。

スバルとエミリアのもどかしいすれ違い、オットーがスバルを叱咤した衝撃の展開、スバルが騎士となった感動の叙勲式など、名場面ばかりだった「2nd season」。そして「3rd season」の話題では、「総力戦でのバトルがメインになる」「エミリア陣営が一丸となる」「エミリアたん、たくましすぎます!(笑)」など、ふたりの口から気になる言葉が次々と飛び出した。さらに、スバルとベアトリスの関係も大きな見どころとなり、「涙ながらに演じた」と収録を振り返ってくれた(取材・文・写真/編集部)。

■「2nd season」名場面(1)
エミリアを成長させた試練と、スバルを奮い立たせたオットーの存在

――「2nd season」では大きな試練が描かれましたが、特に印象に残っている場面を教えてください。

高橋 エミリアの試練のなかで見た、フォルトナ母様やジュースたちと過ごす過去の記憶が印象深いです。「『2nd season』でこの話を届けるから、OVAに『氷結の絆』が選ばれたんだな」と感じるほどに、エミリアを深掘りしてくれる大事なエピソードの1つでした。ここでの記憶を糧に今後のエミリアを演じていきたいなと思っていますし、試練を乗り越えたエミリアの姿は頼もしく、演じる私にとっても心の支えになり続けるであろうエピソードです。

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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小林 「3rd season」に向けてという意味だと、オットーに殴られるシーンがとても印象的でした。スバルだけが「死に戻り」という能力によって全てを把握していて、それを誰にも相談できずにいるという状況が続いていたなかで、全てを話さなくてもついてきてくれる人がいるというのは、とても心強かった。「1st season」では、レムがそれを担ってくれていたのですが、そのレムはずっと眠り続けている。「もう何も失いたくない」という思いがスバルの深層心理にあって、余計に視野が狭くなっていたと思うんです。

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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小林 そんな時に、情熱をもってぶつかってきてくれたオットーはとても頼もしかったし、そこから一気にどんでん返しを起こしていくきっかけになったという意味でも、あの話数はとても大きかったです。「3rd season」は、「2nd season」で培った絆がようやく実って、みんなで立ち向かっていくという構成になっていくのですが、1番最初に絆と呼べるものを結んだのは、もしかしたらオットーだったのかもしれません。

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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■「2nd season」名場面(2)
すれ違いとケンカを経て、さらに深まったスバルとエミリアの絆

――「2nd season」の中で、スバルとエミリアの関係性の変化や進展を感じた場面はありましたか?

高橋 すれ違いとケンカのシーンです。本当は、試練に挑み続けるエミリアを応援しようと、スバルが“イ文字”をたくさん書くというサプライズを仕掛けていたために、エミリアの「朝まで一緒にいて」というお願いを破っていたという……。
相手を思っているが故にすれ違い、思いをぶつけあったこと。そしてサブタイトルにもある「信じる理由」もふくめて、あのエピソード以降、エミリアのなかに「もう全部を言葉で言わなくても大丈夫」と思えるくらいの変化があったように感じています。言葉がなくても、もう迷わない。スバルに対してそういった信頼は確実に生まれているなと思います。

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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小林 僕も「聖域」の墓所での言い合いのシーンは印象に残っています。「1st season」では、スバルが相手のことを考えずに行動した結果、衝突が起きていました。でも「2nd season」のあの場面では、「どうやったらエミリアにわかってもらえるだろう」「ちゃんと説得をしよう」という思いがあったからこそ、言い合いが成立したのかなと感じています。
「1st season」では、スバルの方が成長度は高かったように思います。時間的な意味でも、(死に戻りすることで)ほかの人よりもいろんなことを経験しました。そして、一足先に試練を乗り越えて、両親との別れをすませていたこと、そこでのお母さんの言葉などを経て、成長していたからこそ「2nd season」の言い合いでエミリアを説得できたのかもしれません。


■スバルとエミリアの距離感をキャストはどう見てる?
高橋「エミリアの近くにいていいのはスバルだけ! スバルならいいよ(笑)」

――「信じる理由」のエピソード然り、スバルがエミリアにまっすぐな思いを伝えてきたからこそ、「2nd season」での言い合いの最後の展開や終盤の叙勲式は、いち視聴者として「スバル、よかったね」という気持ちになりました。キャストのおふたりは、どのような気持ちでスバルを見ていたのでしょうか。

高橋 私はエミリアに、「こんなに好きでいてくれる人、手放しちゃダメだよ」と言いたいです。「1st season」の時も、スバルは「ゆっくりじっくり好きになってくれたらいい」と言ってくれていたし……すごくないですか? そもそも恋というものをよくわかっていない、今の関係の先すら考えられないようなエミリアのことを、どれだけ尊重してくれているか。そして「特別」という言葉をマイナスに捉えていたエミリアにも伝わるように、いつも自分の言葉で「好き」を伝えてくれる。
エミリア目線で演じてきたからこそ、そんなスバルを大切に、特別に感じています。エミリアの近くにいていいのはスバルだけ! スバルならいいよ!(笑)

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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小林 (笑)。僕は、「2nd season」最後の叙勲式で、スバルが騎士に任命された場面が印象に残っています。スバルは「(エミリアと)恋人になりたい」という気持ちではなく、「特別でありたい」という気持ちが強いように思います。だからこそ、騎士という唯一無二の存在になることで、「危険があったとしても、そばにいる」という思いが目に見える形で最大限表現されたように感じ、叙勲式の場面は感無量でした。

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会

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■「3rd season」で高まるチーム感 そして「ベア子がベッタベタになってます(笑)」

――「3rd season」のストーリーの印象、アフレコに臨むうえでの心境はいかがですか?

高橋 それぞれの陣営や、人と人が個々で戦う展開があるので、私たちキャストは「自分の任されているシーンを繋いでいく」という感覚でアフレコに臨んでいます。フォーカスされる登場人物も、緊迫感も、話数ごとに変わっていくので、集中力のギアを(キャストが)互いにつないでいくような感覚でもあります。

(C)長月達平・株式会社 KADOKAWA 刊/Re:ゼロから始める異世界生活 3 製作委員会

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小林 「3rd season」では、台本のセリフ回しが少し変わったなと感じています。エミリアに対しても、ベアトリスに対しても変わったなと。(2nd seasonから3rd seasonは作中の時間に)1年の空白期間があるので、その空白期間に何があったのかをなんとなく匂わせてくれるセリフになっていました。あと、ベア子(ベアトリスの愛称)が(スバルに)ベッタベタになってます(笑)。

(C)長月達平・株式会社 KADOKAWA 刊/Re:ゼロから始める異世界生活 3 製作委員会

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小林 そしてエミリアとは、「こうした方がいいかな」「いや、そうした方がいいんじゃない?」というように、これまでよりも対等に話ができるのが心地良かったです。でもやっぱり、エミリアに対しては助けてあげなきゃいけないという気持ちもある。だから、セリフから感じとった感情を一旦アウトプットして、そこから細かなディレクションを受けるというスタイルで「3rd season」は臨んでいます。

――「1st season」「2nd season」と積み重ねてきたものがあるからこそ、さらに見ごたえのある内容となりそうですね。

小林 そうですね。「3rd season」はエミリア陣営が一丸となって臨んでいこうとしているのが節々で感じられます。今までは個々で頑張ってきた、どこか孤独だった部分もあるので、ようやくチーム感が出てきました。


■「3rd seasonは総力戦でのバトルがメインになります」
8話ずつの2部構成ならではの映像クオリティや「次回への引き」に期待

――「3rd season」は、10月2日からはじまる「襲撃編」(全8話)と、2月5日より放送開始予定の「反撃編」(全8話)で構成されます。これまでの「リゼロ」アニメシリーズとは大きく異なる構成となりますが、この構成ならではの見どころ、期待してほしいところはありますか?

高橋 「リゼロ」の面白い要素のひとつに、「翌週への引きが気になる」というところがあります。「1st season」「2nd season」がそうだったように、 “切りどころ”が考えられていないわけがないので、今回の構成にも信頼しかないです。
8話・8話に分けて16話構成にしているのも、実際見た時に「ここで終わるんだ!」という驚きが気持ちのいい感じなんだと思います。きっと毎回の後味に、心臓をもてあそばれるはず。皆さんと一緒にオンエアでドキドキできるのが今から楽しみです。

(C)長月達平・株式会社 KADOKAWA 刊/Re:ゼロから始める異世界生活 3 製作委員会

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小林 僕も感じることは同じですね。「次回への引き」をうまく作るための構成でもあると思うし、良い緊張感を持って1話を見るという意味でも最適な構成になっているのではないかと思います。そして、キービジュアルからもわかるように、「3rd season」は総力戦でのバトルがメインになります。アフレコをしていても、台本の分厚さや“絵のカロリー”がだいぶすごいことに……。

高橋 カット数がすごそうだよね!

小林 そうなんです! だからこそ、クオリティを落とさずに最高のものを届けるために時間を取っているのだと思います。そして、それが許される「リゼロ」は改めてすごいなと(笑)

高橋 ね!(笑)

小林 これができるのも、今まで培ってきた信頼があるからこそです。李依ちゃんが言ったように、この話数だからこそ見せられるものが詰まっているので、安心して、期待して見てください。


■スバルとエミリアはもちろん“もうひとつの絆”にも注目
小林「3rd seasonはおそらくベアトリスが1番スバルの背中を押してくれている」

――「3rd season」で注目してほしい、スバルとエミリアの魅力を教えてください。

高橋 エミリアの魅力としては、「2nd season」の試練を乗り越えたことで、地に足がめり込むくらい、地に足がついたような感覚があります(笑)。エミリアたん、たくましすぎます!(笑)。「こういう時、今までのエミリアだったらどうしてただろう?」と一瞬よぎるほど、新たなたくましさを得たエミリアの活躍にご期待いただければと思います。

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小林 スバルは「2nd season」までに成長したとは言いつつも、他の王選候補者の騎士と比べるとまだまだ未熟なところが多く、それを本人も痛感しています。でもそこに並べるようにあがいているし、ちゃんと結果も残しています。結果を出すためのスバルのアプローチの仕方は、唯一無二。僕はそれを信じて演じていますし、スバルのことをかっこいいと感じる瞬間もたくさんあります。だから「3rd season」では、このままかっこいい騎士になってほしいです。きっと、スバルを好きになってくれる人が増えると思います!

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――ちなみに「3rd season」からの変化というと、スバルとベアトリスの関係も気になるところです。先ほど「ベア子がベタベタ」なんて発言もありましたが……?

小林 エミリア陣営の中で、スバルが1番全てをさらけ出しているのはベアトリスなんですよね。精霊としての契約を超えて、全てを許容してくれる存在になっています。そのおかげで、スバルはいい意味で無茶ができるようになったし、頼れるところは頼るという風に割り切ることもできる。「3rd season」では、おそらくベアトリスが1番スバルの背中を押してくれているのかなと感じます。1話はもちろん、2話、3話ぐらいにかけては、涙ながらに演じました。2人の関係性は、「3rd season」の見どころのひとつですね。

――スバルとベアトリスのそういった関係に対して、エミリアはどういった印象を持っていると思いますか?

高橋 エミリアとしては、全部を言葉で言ってもらわなくても大丈夫な関係になれているようなので、「何か秘密があっても、理由があるんでしょう」「ベアトリスがお話聞いてくれているなら安心ね」というように、信頼から深追いしてない印象があります。

(C)長月達平・株式会社 KADOKAWA 刊/Re:ゼロから始める異世界生活 3 製作委員会

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――さすがエミリア、地に足がついてますね(笑)

小林 めり込んでるね(笑)

高橋 めり込んでるね(笑)。たくましくなりました!

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作品情報

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