2024年10月15日(火)19:00
「ヒロアカ」25年に第8期「FINAL SEASON」の放送が決定 第7期の最終話には志田未来が約6年ぶりに出演
テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」第7期が10月12日に最終回を迎え、2025年に第8期「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」が放送されることが明らかとなった。また、第7期の最終話「“個性”無き戦い」には、サプライズで女優の志田未来が出演した。
原作は、2014年から24年8月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載された堀越耕平氏によるヒーロー漫画。総人口の約8割が超常能力「個性」を持つ世界を舞台に、「無個性」の主人公・緑谷出久(デク/CV:山下大輝)が仲間たちとともに最高のヒーローを目指す。テレビアニメは16年に第1期が放送され、第7期ではデクたちヒーローと敵(ヴィラン)による最終決戦が繰り広げられた。
「FINAL SEASON」は、単行本第40巻の物語からスタート。デクと死柄木、オールマイトとオール・フォー・ワンの戦いが決着へと向かっていく。
ボンズ制作による「FINAL SEASON」発表映像も公開され、デクの「これは僕たちがヒーローになるまでの物語」というセリフとともに、キャラクターデザイン・馬越嘉彦による描き下ろしティザービジュアルが映し出されるものとなっている。
第7期の最終話に出演した志田は、オール・フォー・ワンと戦うためにオールマイトが装着したパワードスーツ&サポートアイテムのエルクレス役を担当。エルクレスは、18年公開の劇場版第1作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄(ヒーロー)」で、志田が演じた科学者の少女・メリッサが開発したもので、原作者の堀越氏からキャスティングについて「メリッサが作ったメカのAIだから、(キャストは)志田未来さんにお願いしてみては」という提案によって、約6年ぶりに「ヒロアカ」出演の運びとなった。
志田からのコメント全文は以下のとおり。
【志田未来(エルクレス役)】
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
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―2018年の劇場版第1作「2人の英雄(ヒーロー)」以来の「ヒロアカ」からのオファーを受けた時のお気持ちを教えてください。
まず、本当に嬉しかったです。
アニメはずっと見させていただいていますし、原作もコミックスで読ませていただいていて。
原作を読んで、メリッサが出ていたのは知っていたので、「もしかしたら……」と期待はしてしまっていたのですが、まさかこういう形でとは思ってもいませんでした。
―堀越耕平先生ご自身から「エルクレスはメリッサが作ったから、志田さんにお願いするのがいいのでは」と提案があったというお話を聞いていかがですか?
とにかく光栄に思いますが、まさかこんな最終局面で……。
オールマイトとオール・フォー・ワンの戦いという、大事なお話に入っていくわけじゃないですか……?本当に私でいいの?と、すごくプレッシャーにも感じました。劇場版の時ももちろんプレッシャーはありましたが、ここまで歴史を重ねてきた「ヒロアカ」の最終決戦ということで、より期待に応えなきゃいけないという気持ちになりました。
―アニメシリーズをずっと追いかけてくださっているということで、この7期はどのように感じていますか?
いちファンとして、みんなが本当に成長したなぁ……って、親心のような気持ちで見てしまったりしていますね。
あと、私はジェントルとラブラバが好きで、原作で最終決戦に2人が出てきたのを見てうるうるしてしまって……。しかもデクたちの味方として登場して。堀越先生のキャラクターへの愛をすごく感じられました。だから、この2人がアニメでも見れるというのが楽しみで仕方ありませんでした。
もちろん原作を読んでいて感動したり、思い入れの強いシーンはたくさんありますが、アニ
メになった映像を見るとより「生きてるんだ」と感じることができて、すごく楽しませていただいています。
―そして今日の収録を迎えたわけですが、どういった準備をされてきましたか?
オファーをいただいてから、恥ずかしくて言えないくらいたくさん練習をしたんです(笑)。現場でどんな演出にも対応できるように、すごくAIっぽい喋り方や、メリッサがそのまま喋ってるようなものだったり、いろんなパターンを試行錯誤しながら練習していました。
―こう演じよう、ではなく、引き出しをたくさん用意されてきたわけですね。
おこがましいですが……。現場でパニックにならないように、と思って。
―そして本番を迎えました。いかがでしたか?
昨日は全然寝れませんでした(苦笑)。「2人の英雄(ヒーロー)」を繰り返し見て、実は収録が始まる直前のついさっきまで見ていました。メリッサの声やお芝居はどんなだったかを思い出したりもして。
いろいろ練習しましたが、今日の演出にあった「AIでありながらオールマイトに寄り添うような声」というパターンは練習してはいなかったんです。ただ、(音響監督の)三間さんや中山監督のセリフひとつひとつへの指導も的確でわかりやすく、それが映画やドラマの演技に通じるところもあって、私なりに頑張って演じさせていただきました。
あと、(すでに収録済だった)オールマイトの声も聞こえたので、一緒に戦っているんだ、オールマイトをサポートしているんだ、という気持ちにもなれましたし、テレビアニメの“ヒロアカの世界”に入れたというのもすごく嬉しかったですね。
―最後に「ヒロアカ」7期を、「“個性”無き戦い」をご覧になったファン・視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
私もいちファンとしてすごく楽しみにしていた最終決戦に、まさか私自身が出演させていただけるとは思っていませんでした。「FINAL SEASON」も発表され、私が言うのもおこがましいのですが、放送を、一緒に楽しみに待っていただけるとありがたいです。
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