2025年1月8日(水)18:00
「チ。 ―地球の運動について―」第3章の中心キャラクター、ドゥラカは島袋美由利、シュミットは日野聡
信念を受け継ぐ――第2弾PVも公開
(C)魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会
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放送中のテレビアニメ「チ。 ―地球の運動について―」の追加キャストが発表され、第3章の主要キャラクターとなるドゥラカ役を島袋美由利、シュミット役を日野聡が演じることがわかった。さらに第2弾PVも公開され、映像内で「ヨルシカ」による新エンディング曲「へび」の一部が披露された。
第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞など数々の賞に輝いた話題作をアニメ化した本作は、15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた真理だった地動説を証明することに信念と命をかけ、その信念をつないでいく者たちの物語がつづられる。第1章では、地動説の証明を未来へと託したラファウ(CV:坂本真綾)の衝撃的な死が描かれ、第2章ではバデーニ(CV:中村悠一)、オクジー(CV:小西克幸)、ヨレンタ(CV:仁見紗綾)が悲劇的な最期を迎えた。
続く第3章は、ドゥラカやシュミットを中心に物語が紡がれる。島袋が演じるドゥラカは、幼い頃に父を亡くした経験から「不安がなくなるまで金を稼ぐ」という信念を持つ移動民族の娘。日野が担当するシュミットは、人倫に汚された神を復活させようとしている自然主義者異端解放の部隊長。
(C)魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会
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(C)魚豊/小学館/チ。 ―地球の運動について—製作委員会
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第2弾PVは、地動説を証明するために信念と命を懸けたラファウ、バデーニ、オクジー、ヨレンタの名セリフをおさめ、彼らの思いが新章のメインキャラクターたちへとつながっていくかのような構成となっている。「金を稼ぐ」という強い信念を持つドゥラカは、地動説に関する本に衝撃を受ける。一方のシュミットは、その本を出版することで「既存秩序と対峙し新たな地平を次世代に広げることだ」と話し、新たな者たちに“信念の炎”は受け継がれていく。
1月11日放送の第16話「行動を開始する」の場面写真も公開。同話からは、バデーニ、オクジー、ヨレンタの悲劇から25年後が舞台となり、異端解放戦線のシュミットが聖堂を襲撃した際に“ある書物”を奪取したことから再び物語が動き出す。なお同話には、新キャラクターとして、異端解放戦線を敵視しているC教の異端審問官・マズル(CV:入野自由)が登場する。
「チ。 ―地球の運動について―」第16話は、NHK総合テレビで1月11日午後11時45分から放送。各話放送終了後にはNetflixで世界配信、ABEMAで無料配信される。
島袋と日野、ヨルシカのコメントは以下の通り。
【島袋美由利(ドゥラカ役)】
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Q1.原作・台本を読んだ時の感想
地動説に魅了され、打ち震え、命を賭してでも真理を追い求める彼らの姿を美しく思う一方で畏怖を覚えました。
Q2.ドゥラカというキャラクターについて
ドゥラカは記憶力や思考力もありますし、何より肝が据わっていて勇敢です。父を亡くした経験から「金を稼ぐ」ことを信念としていて、神そのものを信じていない。これまでの登場人物とは少し異なり俗っぽいところがある人物です。
Q3.ファンに向けて⼀⾔
これまで繋がれてきた地動説というバトンを、何かしらの学問に精通しているわけではないドゥラカが受け取ることになりました。
彼女がどういう経緯で地動説を知ることになるのか、異なる信念を持つ人との対話を経てどう変化していくのか。ぜひご注目ください。
【日野聡(シュミット役)】
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Q1. 原作・台本を読んだ時の感想
我々が実際には見ることは出来ない過去の歴史を目の当たりにしているようで、その臨場感とロマンに圧倒され、心から感動しました。
生きていく中でつい当たり前のように過ごしていることにも、常に疑問を持ち、思考し、向き合う大切さを思い出させてもらいました。
Q2. シュミットというキャラクターについて
シュミットは俗物的な思想には批判的な意見を持っている人物で、自然の現象にこそ神が宿ると考えている『自然崇拝』を理念に行動する人物です。一見変わった人物にも見えますが、生死に対しても非常に達観した考えを持ち、常に冷静な判断が出来る人物ですね。
Q3. ファンに向けて一言
非常に壮大で且つ深いテーマの物語で、歴史を動かす一手に命を賭け奮闘して来た人達の生き様に魅力された方々も多いと思います。私もその1人です。
この素晴らしい原作のアニメ化に、キャストの1人として参加する事ができて幸せです。放送を是非お楽しみ頂けたら嬉しいです。
【ヨルシカ(n-buna)/エンディング曲】
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ある日見たへびの鱗が綺麗だったので、へびをテーマにした曲を書いていた時、ふとチ。との親和性を感じました。
聖書では知恵の実を食べる人間と、それを唆したへびの構図が有名ですが、それはシンプルな知への欲求の比喩だと解釈できます。
そこから、へびが春に眠りから目覚め、外に這い出して世界を知る歌を書きました。
また、この歌が典拠としているのは唐代の詩人、元稹の「離思」の一節です。
曾经沧海难为水
除却巫山不是云
意訳すると「大海を知った後ではただの水では満足できない。巫山の雲以外を雲とは思えない」大海も巫山の雲も、元稹が亡き妻に向けた比喩です。シンプルで奥行きのある愛の詩です。
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