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ニュース 2025年3月5日(水)12:00

宮崎吾朗監督「ゲド戦記」 3月7日に金曜ロードショーで本編ノーカット放送

「ゲド戦記」が放送

ゲド戦記」が放送

(C) 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

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2006年に公開されたスタジオジブリ作品「ゲド戦記」が、3月7日に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。

宮崎吾朗監督のデビュー作としても話題を集めた本作。原作の「ゲド戦記」は、「指輪物語」「ナルニア国物語」と並び、世界三大ファンタジー小説と呼ばれている。多くの作家や映画監督に愛される作品で、宮﨑駿氏も愛読者のひとり。映画「風の谷のナウシカ」や絵物語「シュナの旅」など、自身の作品にも大きな影響を与えたと語っている。

■「ゲド戦記」(2006)本編ノーカット

(C) 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

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監督:宮崎吾朗
原作:アーシュラ・K.ル=グウィン
原案:宮﨑駿
脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子
音楽:寺嶋民哉
声の出演:岡田准一、手嶌葵、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫、菅原文太

■あらすじ

(C) 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

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物語の舞台は多島海世界<アースシー>。西海域の果てに棲む竜が、突如、人間の世界に現れた。各地では作物が枯れ、家畜が死んでいく。それは、世界の均衡が崩れつつあることの表れだった。災いの原因を探る大魔法使いハイタカ(ゲド)は、旅の途中、エンラッドの王子アレンと出会う。父である国王を刺し、国を捨てたアレン。アレンは心に闇を持ち、得体の知れない“影”に追われていた。ハイタカはアレンと共に旅を続けるうちに、災いの背後には、永遠の命を手に入れようと企む魔法使いクモがいることに気づく。

(C) 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

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【制作秘話・1】

(C) 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

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絶望の淵にいたアレンは、旅の中で、ハイタカの昔なじみのもとで農作業をすることになる。畑を耕すことになったアレンだったが、王子として育てられていたため苦労する。手にはマメができるが、農作業を通してだんだんと元気を取り戻していく。

(C) 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

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このシーンは、宮崎吾朗監督が「三鷹の森 ジブリ美術館」の館長をしていたころ、年下のスタッフと接する中で、「太陽の下で労働をすれば、みんな悩みが無くなる」と実感したことから、取り入れたシーンになっている。


【制作秘話・2】

(C) 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

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心を失いかけた王子アレンと、心を閉ざした少女テルーとの出会いで物語がさらに動いていく。劇中で流れる「テルーの唄」の歌詞は、萩原朔太郎の詩「こころ」に着想を得て作詞された。

(C) 2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

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この映画に出てくる登場人物はみんな孤独であり、そんなこの映画の気分が、詩「こころ」に書かれていたからだと言われている。完成した歌詞には「いろんな人に何かを分けたり、もらったりしていくことが、生きていくことだ」という監督の強い想いが込められているそう。アレンも、旅路で誰かに助けられたり、誰かの役に立ったりしながら成長していく。

「テルーの唄」はテルーのキャラクター像を浮かび上がらせ、さらにアレンや物語全体に大きな影響を及ぼすものになっている。

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